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『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』気になるストーリーは?若きウォンカ役はティモシー・シャラメ

映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』より
映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』より - (C) 2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

 映画『バービー』のプロデューサー、デヴィッド・ハイマンが来日プロモーション時にインタビューに応じ、現在手掛けている新作『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』について語った。

【画像】美しすぎる!世界が注目する美青年ティモシー・シャラメ

 『夢のチョコレート工場』(1971)ではジーン・ワイルダーさんが、『チャーリーとチョコレート工場』(2005)ではジョニー・デップが演じたことで知られるエキセントリックな工場長ウィリー・ウォンカの若き日を描く本作。ハイマンは、新作のウォンカはこれまで描かれてきた人物とは一味違うと明かす。

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 「本作での彼は、“ウォンカ”になる前の“ウィリー”なんだ。もっとナイーブで、楽天主義で希望に満ちていて、子供たちをやっつけて喜んでいる彼とは違う。ウィリー・ウォンカがまだ若く、工場に閉じこもる前はどんな人物だったのかというのがこの映画のインスピレーションになっているんだ」

 そんな若きウィリーにふんしたのは、『君の名前で僕を呼んで』や『DUNE/デューン 砂の惑星』など人気絶頂にあるティモシー・シャラメだ。本作ではミュージカルナンバーの数々も披露しているティモシーについて、ハイマンは「彼の世代で最もエキサイティングな俳優の一人」と大絶賛。「美しく、とても賢い。その大きな瞳には純真さと、悲哀・脆さが同居している。それはこの役に欠かせない素質だ。そして、彼には天使のような声もある。いたずらっ子のようでもあってユーモアも得意。そして彼には大きなハートがある」

 物語は、チョコレートの店を作ることを夢見ていたウィリーが、一流のチョコレート職人が集まるチョコレートの町へやって来るところから始まる。「町へ来たウィリーは、世界で最も有名な3人のショコラティエであるスラグワース、プロドノーズ、フィクルグルーバーと出会う。ロアルド・ダールの小説にも出てくるキャラクターだ。町は彼らに牛耳られていて、彼らはウィリーがチョコレートを売るのを困難にする。彼にはお金がなく、一夜を過ごせるところへ連れて行かれるが、そこは法外に高く、だまされて身ぐるみはがされてしまう。だから、そこにすごく長い間いなくてはならなくなるんだ」

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ウォンカとチョコレート工場のはじまり
孤児の女の子ヌードルはウィリーのパートナーで友達!

 そこでウィリーが出会うことになるのが、予告編にも登場している孤児の女の子ヌードル(ケイラ・レーン)だ。「そこには他にもオーナーやショコラティエにだまされた人たちがいて、そのうちの一人がヌードル。赤ちゃんの時に捨てられた孤児の彼女が、ウィリーとありそうもないパートナー関係を結ぶんだ。それはちょっと、チャーリーとウィリーの関係と似ていると言えるかもしれない。僕たちにとって、これまでの2本の映画と本のメインの関係性というのは、ウィリーとウンパルンパたち、そしてウィリーとチャーリーだ。僕たちは、この映画にもそれが必要だと思った。そこで監督のポール・キングが、ウィリーのパートナーかつ友達として、ヌードルを生み出したんだ」

ウォンカとチョコレート工場のはじまり
ヒュー・グラントのウンパルンパ!

 新作のウンパルンパ役は、まさかのヒュー・グラント。『パディントン2』でポール・キング監督と素晴らしい関係を築いたヒューは再タッグを熱望しており、ウンパルンパ役のオファーにとても興奮していたのだという。

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 「ただし、本作のウンパルンパは全てVFXだ。全てデジタル。僕たちはヒュー・グラントを参考用に撮影して、アニメーターたちが彼の演技をインスピレーションにして作業できるようにした。彼自身に見えるけど、あの顔はヒュー・グラント自身のものではなく、全てコンピューターで生成されたものなんだ。小説でのウンパルンパは子供たちをやっつけて本当に喜んでいて、ちょっとダークな部分がある。ポールはそれをこのキャラクターに持ち込んでいるよ」

ウォンカとチョコレート工場のはじまり
『バービー』プロモーション時に来日していたデヴィッド・ハイマン

 そんな『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』はハイマンいわく、「とても感動的でスウィート、ラブリーな映画になっている」とのこと。「ポールと組むのは『パディントン』シリーズに続き3作目となるが、彼は面白く、創造力豊かで、『バービー』のグレタ・ガーウィグと同様に、ストーリーの中心にハートを見つけることができる。だから本作は大人から子供までアピールできるものになると思う。感動的でおかしく、マジカル。ポールは監督として、それら全てを一つにすることができるんだ」と自信をうかがわせていた。(編集部・市川遥)

映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』は12月8日より全国公開

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