『黒いジャガー』シャフト役リチャード・ラウンドトゥリーさん81歳で死去
映画『黒いジャガー』（1971）などに出演した俳優のリチャード・ラウンドトゥリーさんが、現地時間24日に膵臓がんのため亡くなったと、Varietyほか各メディアが報じた。81歳だった。
1942年7月9日生まれでニューヨーク出身。雑誌モデルを経て舞台俳優として活動し、私立探偵ジョン・シャフトを演じた『黒いジャガー』で映画デビュー。『黒いジャガー／シャフト旋風』（1972）、『黒いジャガー／アフリカ作戦』（1973）と続編でも主演を務め、テレビ映画シリーズも制作されるなど人気を呼んだ。テレビミニシリーズ「ROOTS／ルーツ」（1977）などを経て、近年まで数多くの映画・ドラマシリーズに出演した。
サミュエル・Ｌ・ジャクソンが主演を務めた『黒いジャガー』のリメイク版『シャフト』（2000）と2019年の続編では、主人公シャフトの伯父役で出演している。
1987年からリチャードさんのマネージャーを務めていたパトリック・マクミン氏は、メディアに向けた声明で「リチャードの作品とキャリアは、映画界におけるアフリカ系アメリカ人の主演俳優たちにとってターニングポイントとなりました」「彼が業界に与えた影響は計り知れません」とコメントしている。（編集部・入倉功一）
