アカデミー賞作品賞ノミネート『ホールドオーバーズ』6月公開決定　『サイドウェイ』名タッグ再び

　第96回アカデミー賞作品賞にノミネートされている映画『ホールドオーバーズ（仮題）』（原題：The Holdovers）が、6月21日に日本公開されることが決定した。

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　『サイドウェイ』（2004）の名コンビで知られるポール・ジアマッティとアレクサンダー・ペイン監督が、再タッグを組んだ本作。1970年のニューイングランドにあるバートン校を舞台に、それぞれの事情で寮に残り、クリスマスと新年を過ごす孤独な3人の姿を描き出す。

　主演のジアマッティは、古い価値観で教鞭をとる古代史の非常勤教師で、生徒からも教師たちからも嫌われているポール・ハナム役。一人息子をベトナムで亡くした学校の料理長メアリー・ラムをダヴァイン・ジョイ・ランドルフ、頭が良くて傷つきやすく、トラブルメーカーだが心根は悪くないバートン校の生徒アンガス・タリーを、映画初出演となるドミニク・セッサが演じる。

　第81回ゴールデングローブ賞では、ミュージカル・コメディー部門でポールとダヴァインが主演男優賞と助演女優賞を受賞。第96回アカデミー賞には作品賞、主演男優賞、助演女優賞、脚本賞、編集賞の5部門にノミネートされるなど、今年度の賞レースで存在感を発揮している。（編集部・倉本拓弥）

『ホールドオーバーズ（仮題）』6月21日よりTOHOシネマズシャンテほか全国公開