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全米監督組合賞は『オッペンハイマー』クリストファー・ノーランが受賞!

第76回全米監督組合賞授賞式でのクリストファー・ノーラン監督
第76回全米監督組合賞授賞式でのクリストファー・ノーラン監督 - Lionel Hahn / Getty Images

 現地時間10日、第76回全米監督組合(DGA)賞が発表され、映画『オッペンハイマー』のクリストファー・ノーラン監督が栄冠を手にした。『メメント』『ダークナイト』『インセプション』『ダンケルク』に続く5度目のノミネートで、初受賞を果たした。

【動画】『オッペンハイマー』予告編

 『オッペンハイマー』は、“原爆の父”と呼ばれる米物理学者ロバート・オッペンハイマーの姿を描いたドラマ。人類最初の核実験「トリニティ実験」のシーンを含めCGショットゼロで作り上げるなど、ノーラン監督が圧倒的な劇場体験にこだわった作品は多くの観客を映画館に集め、世界興行収入9億5,747万1,200ドル(約1,388億円)を上げる大ヒットを記録した。第96回アカデミー賞でも作品賞、監督賞など最多13部門でノミネートされている。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル145円計算)

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 そのほか長編映画部門でDGA賞にノミネートされていたのは、『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』のマーティン・スコセッシ、『哀れなるものたち』のヨルゴス・ランティモス、『バービー』のグレタ・ガーウィグ、『ホールドオーバーズ』のアレクサンダー・ペインの4名だ。DGA賞はアカデミー賞監督賞の行方を占う上で最も重要な賞であり、オスカー戦線でノーラン監督が一歩リードしたといえる。なお、アカデミー賞監督賞にはアメリカ映画以外の監督もノミネートされており、ノーラン、スコセッシ、ランティモスと並び、フランス映画『落下の解剖学』のジュスティーヌ・トリエ、イギリス映画『関心領域』のジョナサン・グレイザーも候補となっている。

 初長編映画部門では『パスト ライブス/再会』のセリーヌ・ソン、ドキュメンタリー映画部門では『実録 マリウポリの20日間』のムスティスラフ・チェルノフが受賞した。(編集部・市川遥)

【本予告】『オッペンハイマー』3月29日(金)、全国ロードショー » 動画の詳細
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