“ブラックパンサーはリキャストされる”報道はガセ マーベル幹部が明言

映画『ブラックパンサー』シリーズ第3弾をはじめとした今後のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)ではブラックパンサー/ティ・チャラ役がリキャストされるというウワサが出ていたが、これはガセネタだという。マーベル・スタジオの幹部で、『ブラックパンサー』第3弾シリーズのプロデューサーであるネイト・ムーアがComicbook.comに明言した。
『ブラックパンサー』は、超文明国ワカンダの若き国王にしてヒーローのブラックパンサー/ティ・チャラ(チャドウィック・ボーズマン)の活躍を描いたアクション。主演のチャドウィックは2020年8月に大腸がんのため43歳という若さで亡くなり、続編『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』ではティ・チャラなき世界が描かれた。
マーベルが新たなティ・チャラ俳優を探しているというウワサの真偽について聞かれたムーアは、「真実は、そのウワサの中には真実は一つもないということです」ときっぱり。「何事もあり得ないなんてことはないですが、わたしたちはまだ、ライアン・クーグラー(『ブラックパンサー』シリーズの監督)とクリエイティブな話し合いをあまりできていないのです。彼は今、今年公開の新作『シナーズ(原題) / Sinners』を仕上げているところなので」と明かし、「それ(第3弾)に関しては今年、その後に取り掛かる予定です。ですが、あなたがインターネット上で読んだことは真実ではありません。まだ取り掛かってもいないのですからね」と強調した。
ムーアは、プロデューサーとしてマーベル以外の作品も手掛けるという夢を追うため今年前半にもマーベル・スタジオを離れることが決まっているが、『ブラックパンサー』第3弾に関しては引き続き製作を務める。第3弾には役柄は不明だが、デンゼル・ワシントンが出演する(デンゼル本人談)とされている。(編集部・市川遥)


