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『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』水木しげるゆかりの場所で作品賞 古賀豪監督が感謝

作品賞を受賞した『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』の古賀豪監督
作品賞を受賞した『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』の古賀豪監督

 22日、東京・調布市で「第7回映画のまち調布賞」の授賞式が開催され、作品賞を受賞した映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』の古賀豪監督が出席し、受賞の喜びと感謝を伝えた。

【トークノーカット】『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』公開記念舞台あいさつ

 古賀監督の『鬼太郎誕生 』は水木しげるさん原作の「ゲゲゲの鬼太郎」に登場する、鬼太郎の父と、水木という男との出会いを描いたアニメーション映画。行方不明になった妻を捜すため、とある村を訪れた鬼太郎の父(声・関俊彦)と、密命を帯びたサラリーマン・水木(声・木内秀信)が遭遇する惨劇を描く。

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 「映画のまち調布賞」は映画製作の現場を支える技術者や制作会社といった「映画のつくり手」を表彰する映画祭。古賀監督は、『鬼太郎誕生』の作品賞受賞について「観客の皆さんに見つけていただき、育てていただいた映画でして、まさか我々もこんな反響がいただけるとは思ってもいませんでした」とコメント。「僕たちとしては、作りたいものを、込めたいメッセージを込めて作った映画。それを今回、水木しげる先生も愛した調布のまちから素晴らしい賞をいただけることになり、運命の巡り合わせを感じます。幸せです」と感慨深げな表情を見せた。

 水木さんは調布市の名誉市民でもあり、50年以上暮らした「水木マンガの生まれた街」として知られる。市内には鬼太郎が住んでいるとされる雑木林で有名な布多天神社があり、鬼太郎にまつわるスポットが多く存在する。

「第7回映画のまち調布賞」授賞式

 実行委員長の佐伯知紀は、7回目を迎えた授賞式を受けて「投票数は1万3,695票。市民が選び、プロが賞を決めるという、おそらくどこにもない映画賞だと思います」と胸を張り、同作についても「(人気投票の)1位が『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』、2位が実写の『ゴジラ-1.0』だった。考えてみれば調布は水木しげるのまちですし、(『ゴジラ-1.0』のVFX等を手掛けた)白組は多摩川にある。こんなまちは他にないです」と笑顔で話していた。(取材・文:名鹿祥史)

「第7回映画のまち調布賞」
作品賞:『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』
撮影賞:小林拓『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。
照明賞:岸本秀一『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』
録音賞:竹内久史『ゴジラ-1.0』
美術賞:須坂文昭『福田村事件
編集賞:宮島竜治『ゴジラ-1.0』
特別賞:株式会社白組
特別賞:柴崎憲治(音響効果技師)

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