阿部サダヲ、テレ朝連ドラ初主演!大石静が描く夫婦愛に「今読んだ部分ではタイムスリップは出てきません」

俳優の阿部サダヲが26日、テレビ朝日本社で行われた主演ドラマ「しあわせな結婚」(7月スタート、テレビ朝日系で毎週木曜よる9:00~)の会見に脚本の大石静と共に出席。昨年放送の大ヒットドラマ「不適切にもほどがある!」(TBS系)以来の連ドラ主演となる本作への意気込みを語った。
阿部にとってテレ朝連続ドラマ初主演となる本作。演じるのは、50年間「独身主義」を貫いてきた敏腕弁護士で、コメンテーターとしても人気を博す原田幸太郎。彼が突然、ネルラという女性と運命的な出会いを果たし、電撃結婚するも、結婚後に妻が大きな秘密を抱えていることが発覚し、彼の運命が大きく動いていく。
会見では大石が阿部について「個人的に(俳優として)日本一だと思っている」と評し、阿部は恐縮の表情。大石は「日本一とやるにはどうやるのがいいかと思っていて、ホームドラマだけでは物足りないと思ってサスペンスの要素を入れた」と話した。
阿部は大石の脚本について「今読んだ部分ではタイムスリップは出てきません……」と昨年反響を呼んだ「不適切にもほどがある!」をネタに笑わせ、「でもすごく面白いです。謎な形でいいなって」と嬉しそうな表情。「サスペンスと聞いて、自分はそんなにやっていないなって。でも見るのは好き。そこに入ってみたいなって思っていました」と期待を寄せる。
昨年「不適切にもほどがある!」の略称「ふてほど」が「2024ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞にも選ばれたが、「このドラマでも狙うか?」と聞かれると「流行語大賞?『しわこん』ってことですか……」とユーモアたっぷりに返し、「そういうのを狙っているわけではない」と報道陣を笑わせた。
阿部は大石の脚本の印象について「言葉に毒があり、男性でもキュンとくるセリフが多い」と述べた。一方、大石は阿部とはこれまであまり面識がなかったと明かし、「(2020年放送のTBS系ドラマ)『恋する母たち』でご一緒したんですけど、ちょうどコロナの時。衣装合わせで阿部さんに会えると思って行ったら、『あ、どうも』って。クランクアップでもう一度会ったらまた『あ、どうも』って。さっきもこの会見のために10分くらい会ったんですけど、『どうも』って……その後、あまりお話しできなくて、仲良くなりたい」と話して阿部を再び恐縮させていた。(取材・文:名鹿祥史)


