『RRR』舞台裏に迫るドキュメンタリー2週間限定公開 「Naatu Naatu」ダンス練習シーンも!

2022年に公開され世界中に一大旋風を巻き起こしたインド映画『RRR』の裏側を追ったドキュメンタリー『RRR:ビハインド&ビヨンド』が、4月11日より新宿ピカデリーほか全国132館で2週間限定で公開されることが明らかになった。あわせて日本版ポスタービジュアルと予告編を公開。また、本編『RRR』のリバイバル上映も決定した。
『RRR:ビハインド&ビヨンド』は、『RRR』の舞台裏をS.S.ラージャマウリ監督が自らメガホンを取り、秘蔵映像や撮影、音楽、アクション、美術、そしてダンスなど各部門の制作スタッフたちによる証言を交えて映し出す。歌曲賞を受賞した「Naatu Naatu」(読み:ナートゥ・ナートゥ)のダンスシーンは、主人公2人の動きが完璧にシンクロするまで約2週間、繰り返し同じシーンを撮影し、ラージャマウリ監督のこだわり様に対して、N・T・ラーマ・ラオ・Jrが「監督、もういいだろう!」と冗談交じりに訴える。また川から少年を救うシーンでは、20メートル近い場所からN・T・ラーマ・ラオ・Jrとラーム・チャランが長時間宙づりとなり、それが終わると今度は体に重りを付けて水底に沈んで演技をするなど、スタントなしのハードな撮影に挑む様子が見られる。
ラージャマウリ監督が求めるイメージを具現化しようと、製作Pや撮影、音楽等の各部門の制作スタッフたちが知恵を絞り奮闘する様子が、2018年の撮影スタートから2021年の撮影終了まで余すことなく捉えられており、ラージャマウリ監督が日本への思いを語る一幕も。
予告編ではN・T・ラーマ・ラオ・Jr、ラーム・チャランがスタントなしでアクションシーンに挑む姿やナートゥダンスの練習に疲れ果てる表情など、スクリーンでは見る事の出来ない瞬間が切り取られ、インタビュー映像から役者・スタッフ全員が「誰も観た事のない映画を作ろう」とする“チームラージャマウリ”の情熱を感じられる。
ドキュメンタリーの公開に合わせて、映画『RRR』のリバイバル上映も2D、IMAX、Dolby Cinema合計96館で1週間限定で決定。『RRR』は、1920年の英国植民地時代のインドを舞台に、英国軍に捕らわれた村の少女を救い出す使命を背負った・ビームと、英国の警察官で内なる怒りを燃やす男・ラーマの2人が、互いの素性を知らぬまま唯一無二の親友となっていくストーリー。タイトルの『RRR』は、Rise(蜂起) Roar(咆哮) Revolt(反乱)の頭文字で、実在する2人のインド人革命家から着想を得たオリジナルストーリー。監督は空前の大ヒット作『バーフバリ』シリーズを生み出したS.S.ラージャマウリ。主演は、新作『デーヴァラ』(3月28日公開)を引っ提げて再び来日することが発表された南インドのスター俳優N・T・ラーマ・ラオ・Jrと、ラーム・チャラン。日本でも約1年以上の驚異的ロングランを達成し、興収24億8000万円を記録。第95回アカデミー賞歌曲賞に輝いた。(石川友里恵)


