禁断の世界…吉沢亮主演『国宝』特報&場面写真公開

『悪人』『怒り』などの吉田修一の同名小説を吉沢亮主演、横浜流星共演により映画化する『国宝』(6月6日公開)から特報と場面写真が公開された。
原作者・吉田修一自身が3年の間歌舞伎の黒衣を纏い、楽屋に入った経験を血肉にして書き上げた小説に基づく本作は、任侠の一門に生まれながらも歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生を捧げる主人公・喜久雄の50年を描いたストーリー。共演に渡辺謙、高畑充希、寺島しのぶ、田中泯、森七菜、見上愛、永瀬正敏、宮澤エマ、黒川想矢、越山敬達、三浦貴大、嶋田久作ら。監督を、『悪人』『怒り』に続いて李相日が務める。撮影を担当するのは、李監督からオファーを受けた『アデル、ブルーは熱い色』で第66回カンヌ国際映画祭パルム・ドールを獲得したソフィアン・エル・ファニ。
特報では、赤い着物に身を包み、美しい白塗り姿で堂々とセリに立つ喜久雄(吉沢亮)が運命の刻と心臓の鼓動が鳴り響く中、「藤娘」の幕が上がっていく。抗争によって父を亡くした任侠出身の喜久雄は、上方歌舞伎の名門の当主・花井半二郎(渡辺謙)に引き取られ、歌舞伎という新しい世界を知る。半二郎の跡取り息子で名門の御曹司・俊介(横浜流星)と出会い、兄弟として、親友として、ライバルとして、ともに芸に青春を捧げていた。才能を持つ喜久雄と、血筋を持つ俊介。二人は次第に互いの運命を狂わせていき、喜久雄は「結局この世界、血やんか」とつぶやく。
併せて喜久雄(吉沢亮)、俊介(横浜流星)、半二郎(渡辺謙)をアップで捉えた場面写真も公開された。(石川友里恵)


