「御上先生」最終話、“千木良”高石あかりの食事シーンは『ベイビーわるきゅーれ』オマージュだった

日曜劇場「御上先生」(TBS系)の演出を務めた宮崎陽平監督が24日にXを更新し、23日に放送された最終話のキーマンだった千木良遥(高石あかり※高ははしごだかが正式表記)にまつわる裏話を明かした。(以下、最終話のネタバレを含みます)
【最終話画像・ネタバレあり】「御上先生」生徒たちが新たな道へ…
「御上先生」は、高校教師となった東大卒のエリート文科省官僚・御上孝(松坂桃李)が、私立隣徳学院3年2組の生徒たちを導きながら、汚い大人たちの権力によって子供たちが犠牲になっている現実に立ち向かう“大逆転教育再生ストーリー”。最終話では、3年2組の生徒たちが卒業の日を迎え、御上が最後の授業を行った。
千木良の父親は政治家で、隣徳学院・霞が関・永田町をつなぐ不正に関わっていた。自身も裏口入学者だった千木良は、妹・萌香や在校生にいる裏口入学者の人生が壊れることを恐れ、真実を話す決断ができずにいた。最終話では、千木良が「考える力」について話し合う御上やクラスメイトたちの前で、父親の件について告白した。
宮崎監督は「千木良さんお疲れ様でした」と労いの言葉を投稿し、「ちなみにちゃぶ台でサンドイッチを食べる千木良姉妹のカットは、日曜劇場的べびわるのオマージュです」と明かした。“べびわる”とは、高石が伊澤彩織と共に主演を務めたアクション映画『ベイビーわるきゅーれ』シリーズのことで、高石は、殺し屋協会に所属するプロの殺し屋・杉本ちさとを演じていた。
『ベイビーわるきゅーれ』シリーズでは、ルームシェアをするちさとと相棒・深川まひろ(伊澤)のゆるい日常も描かれ、二人の食事シーンも度々登場する。「御上先生」の最終話では、勉強する千木良に妹・萌香が夜食のサンドイッチを持ってくるシーンがあり、何気ない会話を交わす姉妹の仲睦まじい姿を捉えた、「日曜劇場的べびわるのオマージュ」が見られた瞬間だった。『ベビわる』シリーズのファンの中には、サンドイッチを食べる千木良の姿からちさとを連想している人も多く見られた。(編集部・倉本拓弥)