ラミ・マレック「日本のみなさん、愛してる!」新作『アマチュア』で7年ぶり来日

9日、映画『ボヘミアン・ラプソディ』で知られる俳優のラミ・マレックが7年ぶりの来日を果たし、都内で行われた主演最新作『アマチュア』(4月11日公開)のジャパンプレミアと舞台あいさつに出席した。壇上には共演者のレイチェル・ブロズナハンとジェームズ・ホーズ監督、スペシャルゲストの三宅健も登場した。
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本作は殺しのスキルを持たないCIAの分析官チャーリー(ラミ・マレック)が、妻の命を奪ったテロ組織にたった一人で復讐を仕掛けるさまをスリリングに描くアクションサスペンス。マレックは主演だけでなく、製作にも携わった。
ラミは、妻役を務めたレイチェルとホーズ監督を伴って、久々となった日本でのレッドカーペットイベントに参加。その後、劇場での舞台あいさつに立ち、「日本のみなさん、愛してるー!」と日本語で客席に呼びかけた。
スペシャルゲストとして登壇した三宅は、三人に花束を贈呈すると、ラミに寄木細工の秘密箱をプレゼント。ラミも三宅のプレゼントに興味津々で、「日本の文化と同じくらい、とても洗練されたものだと思います」と感謝の気持ちを述べた。
三宅は、ラミについて「7年前、フレディ・マーキュリーさんを演じられた『ボヘミアン・ラプソディ』を観て、感動したんです。映画館に2度行きました。お会いできて光栄です」と言葉をかけたが、これにラミは「たった2回か……」とため息をつくそぶりで笑いを取る余裕も見せた。
そんなラミは、7年前の来日がとても思い出深い経験だったと切り出し、「7年前、ここにきた時は日本の方々がとてもクイーンを愛しているのを感じました。(試写の)終わりの方にこっそり劇場をのぞきに行ったら、みんなが曲を歌っていて、アートは人の心を一つにしてくれる力を持っていることを実感できました。今回も大好きな作品を携えての来日。また日本の皆さんと作品を分かち合えることが嬉しい」と笑顔を見せた。
『アマチュア』におけるラミの演技について、三宅は「ある女優さんと話した時に、“知識は目に宿る”と聞いたことがあります。今回、チャーリーさんの目にもそれを感じました」と絶賛。ラミはこれに「最高の感想です」と感激の表情を浮かべて三宅に握手を求める。さらに三宅から「演じる人物が自分の心の中にない感情を持っている場合はどのように演じますか」との質問も受けたラミは「人間は誰しも、自分では気づかないような深い感情を内包していると思っています。そこにどうアクセスするかが重要だと思います」と回答していた。
また、ラミはこの日、胸に桜をイメージしたコサージュを装着しており、「日本に来たことを誇らしく思います。満員の映画館を見て、役者としても胸が熱くなります」と7年ぶりの来日への喜びをしみじみと語る。レイチェルも「初めての日本です。嬉しいです」と胸いっぱいの表情を浮かべて、日本の観客の歓声に笑顔を見せていた。(取材・文:名鹿祥史)
映画『アマチュア』は4月11日より日米同時公開


