麻生久美子&塩野瑛久共演、過激なテーマ描く問題作「魔物」今夜スタート

麻生久美子主演のテレビ朝日系ドラマ「魔物」(毎週金曜よる11:15~※一部地域を除く)が本日(18日)よりスタートとなる。麻生演じる孤独な弁護士と、塩野瑛久演じる殺人事件の容疑者との「禁断の愛」を描く本作の初回ストーリーを振り返ってみた。
テレビ朝日がドラマ「六本木クラス」「スカイキャッスル」に続き、韓国の大手スタジオ・SLLとタッグを組む本作。不倫、DV、性など愛と欲望にまつわる過激なテーマと、満たされない人間たちの歪んだ人間模様が描かれる。
主人公・華陣あやめ(かじん・あやめ)を演じるのは、「時効警察」シリーズ、「MIU404」などの人気ドラマに出演し、連続テレビ小説「おむすび」のヒロイン(橋本環奈)の母親役も注目を浴びた麻生久美子。都会の高層マンションで優雅に暮らし、将来を嘱望される弁護士だが、ライバルのほとんどが男性という競争社会の中で、日々神経をすり減らし、孤独に生きてきた。
そんな彼女が弁護を請け負うのが、殺人事件の容疑者となった源凍也(みなもと・いてや/塩野)。フェンシングのコーチとして働く彼は、早くに父親を亡くし母親にも捨てられ、富豪の親友の家の離れを借りて暮らしている。高校時代に知り合った、同じく孤独な境遇の夏音と結婚しているが、妻とは正反対のあやめに惹かれていく。NHK大河ドラマ「光る君へ」の美しき帝・一条天皇役でブレイクした塩野が、ヒロインを翻弄する魔性の男に挑む。
物語は、傍聴席が隙間なく埋め尽くされた法廷で、あやめが被告人席に座るショッキングな場面からスタート。あやめは「あれは…何のためにおかした罪だったんだろう……?」と自分に問いかけるようにつぶやき、ある殺人事件の裁判が始まる……。
凍也の妻・夏音役に北香那、カリスマ実業家・最上陽子役に神野三鈴、陽子の夫であやめの恩師でもある大学教授・名田奥太郎に佐野史郎がふんし、大倉孝二、落合モトキ、宮本茉由、宮崎吐夢、うらじぬの、若林時英らが出演。監督は、「主君の太陽」(2013)や「オク氏夫人伝-偽りの身分 真実の人生-」(2024)などのヒットドラマを手掛けたチン・ヒョク、「大豆田とわ子と三人の元夫」(2021)などの瀧悠輔ら。脚品を、「ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○」(2022)、「星から来たあなた」(2022)などの関えり香が担う。
本作はTVer、ABEMA、テレ朝動画、TELASA、Prime Videoなどで配信されるほか、JTBC2、Drama Cube(5月初旬~)など海外での配信も決定している。(石川友里恵)