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Snow Man渡辺翔太主演『事故物件ゾク 恐い間取り』は直球のホラー!中田秀夫監督が語る、前作との決定的な違い

メイキングより左から金田昇、加藤諒、渡辺翔太
メイキングより左から金田昇、加藤諒、渡辺翔太 - (C) 2025「事故物件ゾク 恐い間取り」製作委員会

 Snow Man渡辺翔太が主演を務める『事故物件ゾク 恐い間取り』の撮影が今年2月に都内スタジオで行われ、撮影現場で中田秀夫監督、そして宇高武志プロデューサーが取材に応じた。

【画像】渡辺翔太がシェアハウスで降霊術!撮影現場<9枚>

 本作は、事故物件に住みつづけるお笑い芸人・松原タニシのシリーズ累計25万部を記録するノンフィクションシリーズを実写映画化し、興行収入23億4,000万円(日本映画製作者連盟調べ)を記録した大ヒット作『事故物件 恐い間取り』(2020)のシリーズ最新作。前作の亀梨和也から主演を引き継いだ渡辺が、事故物件住みますタレントの桑田ヤヒロを演じる。テレビ番組やSNSのネタ欲しさに「必ずとりつかれる部屋」「いわくつきの古い旅館」「降霊するシェアハウス」と数々の事故物件に住み、それぞれの物件に隠された謎に迫る。

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 この日、撮影されたのは「降霊するシェアハウス」のワンシーン。主人公のヤヒロは、住人の出入りが激しく、幽霊を見たとして精神の不調をきたす者も多いシェアハウスに住むことに。だがそこで謎の霊の気配を感じ取ったヤヒロは、シェアハウス住人の久米海斗(金田昇)、小山拓巳(加藤諒)とともに、降霊術を行ってその霊と交信しようするが……という内容だ。

 このシーンについて中田監督はこう説明する。「今回のシーンは、物件としては3軒目となります。これは半分ジョークではあるんですけど、スタッフには(五重の塔の各階ごとに敵の格闘家が待ち受ける、1978年の映画)“『ブルース・リー/死亡遊戯』的にステージアップしていきますよ”と言いました。だから戦う相手というか、見せる幽霊もそれぞれ全然違う。1軒目も、2軒目も何とかくぐり抜けなければ次には進めないわけです。特にこの3軒目の敵は、見えている時間は短いですが、おそらく1軒目、2軒目よりも強敵だと思います」。宇高武志プロデューサーも「今回は物件ごとにものすごく怖い幽霊が登場しますが、このキャスティングも監督が時間をかけて選びに選びました。重要なキャストとして、目玉になるような幽霊が物件ごとに出ることになります」と期待をあおる。

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 自分の身の回りにあってもおかしくない場所を舞台とした物語ということで、今回はロケを中心に撮影が組まれたが、このシェアハウスのシーンについて宇高プロデューサーは「絶対にロケでは撮れない世界を描くためにセットを組みました。だから派手さという意味ではここが一番スペクタクルな見せ場のひとつ。ここで大きな悲鳴があがるような、サプライズがいっぱい用意されています」と自負する。

 実際に本作を撮影してみて「原点回帰の作品」だったと語る中田監督。「僕が『女優霊』や『リング』をやっていた時のことを思い出しながらやっていたところはあります。『事故物件』の前作を撮った時は、少し海外の感じも取り入れて、エンタメ度の強い方向、ポップなホラーを打ち出していたんですが、今回はそれに比べると直球勝負。真性ホラーという感じがあります」とのことだが、それは主人公が変わったことも大きかったという。

 「今回の主人公は、住みます芸人から住みますタレントに変わりました。これは微妙な差なんですが、基本的に芸人さんが笑わせるという要素がなくなったことも大きい。ちょっとしたラブの要素や人間ドラマ的な要素はあるんですが、基本的には直球真っ向勝負のホラーという感じになった」

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 そうした本格的なホラーテイストの作品に、人当たりがいい渡辺のピュアさが非常にマッチしている。「渡辺さんのキャラに寄せて脚本を書いたわけではなく、物語上の要請でそうなったのですが、今回のヤヒロのキーワードは“優しさ”なんです。優しすぎるからこそ人も寄ってくるけど、幽霊も呼び寄せてしまう。前作はどちらかというと亀梨さんが演じた主人公よりも奈緒さん演じる梓の方が幽霊が見えるという設定でしたが、今回は主人公のヤヒロがそういうものを呼び寄せてしまう。そこが渡辺さんにもガチッとハマっていました」と宇高プロデューサー。どんな内容となるのか、今から楽しみだ。(取材・文:壬生智裕)

映画『事故物件ゾク 恐い間取り』は7月25日より全国公開

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