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中島哲也監督『時には懺悔を』2026年に公開延期

iStock.com / Berezko

 『告白』『渇き。』『来る』などの中島哲也監督が7年ぶりにメガホンを取った新作映画『時には懺悔を』が公開延期となることが明らかになった。28日、公式サイト並びにマスコミ向けの文書で発表された。

【画像】2018年に行われた舞台挨拶に登壇した中島哲也監督

 本作は今年元旦、6月の公開を発表。打海文三の同名小説を原作に、探偵の佐竹と助手で修行中の聡子が、ある殺人事件の真相を探るうち、9年前の誘拐事件で連れ去られた新という子どもにたどり着き、重い障がいがありながらも今を必死に生きる新との出会いによって、生きる力を取り戻していくさまを描くストーリー。佐竹に西島秀俊、聡子に満島ひかりがふんし、黒木華宮藤官九郎柴咲コウ塚本晋也片岡鶴太郎佐藤二朗役所広司らが名を連ねる。

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 製作委員会は公開延期の経緯、理由について「本年1月1日に映画化決定の情報を公開した際に、中島監督の過去作品の報道に関わる様々なご意見をいただきました。それらのご意見を真摯に受け止めた結果、製作委員会として、当該作品で起きたことは不幸な出来事であり、今後も決して同様のことが起きないよう万全の対策を取るべきであると痛感し、この問題をさらに詳しく調査、検証すべきであるという思いに達しました。そして、本作『時には懺悔を』の関係者一同がその真相を理解、納得し、ベストな状況で一丸となって作品を届けるためには充分な時間が必要と判断し、当初予定した公開時期を2026年に延期する事を決定致しました」と発表。

 「現在、当時の関係者へのヒアリングを中心に調査を進めております。それが『時には懺悔を』という映画にとって最良の選択であると信じておりますしこうした努力が我々映画製作者の今後にとって良き教訓になる事を願います。公開を心待ちにしておられた方々には誠に申し訳ございませんが、ご理解いただけますようよろしくお願い致します」としている。

 1月21日には製作委員会が過去の報道を受け、製作における各取り組みに関する声明を発表していた。(石川友里恵)

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