ホラーアンソロジー『V/H/S』シリーズ最新作『V/H/S ビヨンド』日本公開決定 コンセプトは宇宙
数々の人気監督を生んだホラーアンソロジー『V/H/S』シリーズの最新作が、映画『V/H/S ビヨンド』のタイトルで7月4日から日本公開されることが決定した。
『V/H/S』シリーズは「発見されたビデオテープに映っていた映像」をコンセプトにしたオムニバスホラー。参加した監督たちの野心的な挑戦によって、従来のファウンド・フッテージものとは異なるアプローチの作品がそろい、熱狂的な支持を獲得。シリーズ3作目まで製作され、『ゴジラxコング 新たなる帝国』（2024）のアダム・ウィンガード監督や、『MaXXXine マキシーン』（2024）のタイ・ウェスト監督を世に送り出した。
それから7年の時を経て、米配信サービス「Shudder（シャダー）」がシリーズを再始動。1年ごとに新作が発表されるなか、同サービスが展開されていない日本では観ることが難しかったが、シリーズ最新作『V/H/S ビヨンド』（2024）の権利をアムモ98が取得。同社内の洋画レーベル KOOKS FILM 配給で全国公開が決定した。
『V/H/S ビヨンド』のコンセプトは宇宙。メインビジュアルでは、シリーズのトレードマークであるスカル（骸骨）が宇宙と一体化し、人間を宇宙的恐怖へと吸い込んでいく様子がインパクト強く描かれている。また、映画本編の場面写真も公開。血に塗れた異形のゾンビや、奇妙な生命体など、衝撃的なカットばかりだ。
『ドクター・スリープ』（2019）のマイク・フラナガン、『バーバリアン』（2022）のジャスティン・ロング、『サウスバウンド』（2015）のジャスティン・マルティネス、『オキュラス／怨霊鏡』（2013）に出演したケイト・シーゲルなどが監督・脚本として参加。さらにドキュメンタリーの分野で活躍するジェイ・チールが異例の抜擢。各セグメントが異星人の存在を探求するドキュメンタリーを介してつながっていく。（編集部・入倉功一）
映画『V/H/S ビヨンド』は7月4日よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿、テアトル梅田ほか全国順次公開