絶世の美しさ…吉沢亮、横浜流星ら吹替えナシの歌舞伎!新場面写真16点公開

吉田修一の同名小説を『悪人』『怒り』に続いて李相日監督が映画化する『国宝』(6月6日公開)から吉沢亮、横浜流星らの歌舞伎舞踊シーンを含む16枚の新たな場面写真が公開された。
【画像】吉沢亮・横浜流星・渡辺謙・田中泯、圧巻の歌舞伎シーン<16枚>
本作は、任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生を捧げる主人公・喜久雄の50年を描いた一代記。抗争によって父を亡くした後、上方歌舞伎の名門の当主・花井半二郎に引き取られ、歌舞伎の世界へ飛び込む喜久雄に吉沢、半二郎の実の息子として生まれながらに将来を約束された御曹司・俊介に横浜がふんする。
場面写真では、「二人道成寺」より、烏帽子をつけた振袖姿で鮮やかに舞う喜久雄、赤い花笠を被り三つ連なる振り出し笠を使って華麗に踊る俊介らの姿が。俊介の父で人気歌舞伎役者の半二郎(渡辺謙)は「連獅子」の迫力ある親獅子の精を、当代一の歌舞伎役者である万菊(田中泯)は「鷺娘」で恋の悲しみにもがく鷺の精を演じている。いずれのキャストも稽古を積み重ね、吹替えなしで撮影に臨んだ。
そのほか、高畑充希、寺島しのぶ、森七菜、見上愛、永瀬正敏、宮澤エマ、黒川想矢、越山敬達、三浦貴大、嶋田久作ら豪華な顔ぶれの新カットもみられる。
原作の吉田は、本作の歌舞伎指導も務めた中村鴈治郎の元で3年の間歌舞伎の黒衣を纏い、楽屋に入った経験を血肉にして書き上げた。本作は、今年のカンヌ国際映画祭「監督週間」部門に選出され、来週カンヌでの上映が控えている。(石川友里恵)


