「さよなら 丸の内TOEI」クラファン始動 座席やスクリーンをアップサイクル 返礼品に

東映は19日、2025年7月27日(日)に閉館を予定している、東京・銀座の直営館「丸の内TOEI」の閉館プロジェクト「さよなら 丸の内TOEI」の一環として、劇場で使用されてきたスクリーン、緞帳、座席シートなどを、返礼品としてアップサイクルするクラウドファンディングを、6月2日(月)18時よりCAMPFIREで開始することを決定した。
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今回のクラウドファンディングは、劇場の座席やスクリーンを、メモリアルグッズとして残す試み。座席そのものや名作のフィルム缶現物などの1点ものも用意する。さらに、6月30日(月)までに支援した人の名前を「さよなら 丸の内TOEI」の予告映像を再編集して制作する、特別映像のエンドロールに掲載。この映像は、7月27日(日)の閉館当日に劇場スクリーンで上映されるほか、半年間限定でYouTubeでも公開する予定だ。
ラインナップされている返礼品は「座席生地をパッチワークしたスツール」「スクリーンを再利用したカードケース(8,500円)などの小物」「緞帳を活用した巾着(9,000円)、クッション」「座席札を使用して制作するラゲッジタグ(7,000円)」など。
そのほか「丸の内TOEIで使用されていた座席(30万円・1点限り)・タイムテーブル・座席表(各10万円・1点もの)」や「『日本戦歿学生の手記 きけ、わだつみの声』のフィルム缶(各10万円・1点もの)」などの現物のほか、劇場の記憶を手元に残せるグッズや、丸の内TOEIの裏側ツアーなどを含む「支援者限定特別イベントへの参加権(5万円)」などのリターンも用意される。
今回の試みについて、東映代表取締役社長の吉村文雄氏は「1960年に開館いたしました丸の内TOEIは、いよいよ2025年7月27日を持ってその歴史に幕を下ろすこととなりました。多くの俳優、スタッフが舞台挨拶に立ち、連日多種多様な映画を上映してまいりました本劇場の終焉にあたり、ご愛顧を賜りましたことに心より厚く御礼申し上げます。この度のプロジェクトで制作するアップサイクル商品は、お手元で永く丸の内TOEIを感じていただけるように東映スタッフ全員から皆様へ感謝を表したものになります。これからも東映は引き続き皆様に愛していただける”ものがたり”を全世界に発信し続けてまいります。ご期待ください」とコメントしている。(編集部・入倉功一)
「さよなら 丸の内TOEI」クラウドファンディング企画
募集開始:2025年6月2日(月)18:00
一部支援募集終了:2025年6月30日(月)23:59
募集終了:2025年7月31日(月)23:59


