櫻井海音、実写版【推しの子】主演と知ったのは撮影イン2日前だった「必死に考えた」

俳優の櫻井海音が12日、丸の内TOEIで開催中の「さよなら 丸の内TOEI」プロジェクト『【推しの子】-The Final Act-』上映後舞台あいさつに、齊藤なぎさ、原菜乃華、茅島みずきと共に登壇。いまだから言えるエピソードを明かしていた。
【画像】原菜乃華、肩出し衣装で魅了!齊藤なぎさ・茅島みずきら美の競演!フォトギャラリー
「さよなら 丸の内TOEI」プロジェクトは、7月27日に約65年の歴史に幕を閉じる丸の内TOEIを惜しみ、劇場へかかわる全ての人への感謝と、「映画館で映画を観る」ことの大切さを改めて訴求することを目的に、5月9日から7月27日までの80日間にわたって数々の傑作特集上映に加え、各種イベントを実施。その一環として、この日は『【推しの子】-The Final Act-』の劇中劇「15年の嘘」関連シーンの撮影ロケ地が、本映画館だったこともあり、凱旋として舞台あいさつが行われた。
櫻井は「懐かしいですね」と客席やスクリーンをしみじみと眺め「65年という長い歴史の一つになれたことは光栄です」と笑顔を見せる。イベント前には「さよなら 丸の内TOEI」のポスターにサインを書いたといい「これまで登壇された方々のメンバーを見るとすごい方々ばかりなので、恐ろしさを感じました。端の方に細いペンでサインをしました」と発言し、会場を笑わせていた。
櫻井は本作が映画初主演。しかも人気原作の実写化ということで、これまでの舞台あいさつ等でも「プレッシャーがありました」と話していたが、この日もあらためて「ここまで大きな規模感の作品が初めてだったので、すごく緊張感がありました」と語ると「いまだから話せますが、実は主演ということは、インする2日前くらいにマネージャーさんから聞いたんです」と裏話を披露。「多分、メンタル的なことを考えてくれていたんだと思いますが、2日間で主演としてどういう立ち振る舞いをしたらいいのか、必死に考えていたんです」と振り返っていた。
最後に櫻井は「65年という歴史ある場所で、みんなでここに立てていること、何よりも見てくださる皆さんのおかげだと強く感じています。ありがとうございます。まだあと2回、『【推しの子】』の上映がありますので、ご覧いただき、この作品が長く残っていただける作品であることを祈っています」と語っていた。
『【推しの子】-The Final Act-』は、赤坂アカ原作、横槍メンゴ作画のコミックを原作とする配信ドラマの続編となる劇場版。伝説的アイドル・星野アイ(齋藤飛鳥)と雨宮吾郎の出会いや転生、アイの子供・アクア(櫻井)の復讐劇が描かれる。(磯部正和)


