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カンヌで今年最長19分のスタンディングオベーション!エル・ファニング感涙

第78回カンヌ国際映画祭

第78回カンヌ国際映画祭レッドカーペットでのエル・ファニング
第78回カンヌ国際映画祭レッドカーペットでのエル・ファニング - Tristan Fewings / Getty Images

 現地時間21日、第78回カンヌ国際映画祭でコンペティション部門出品作『センチメンタル・バリュー(英題) / Sentimental Value』の公式上映が行われた。米配給のNEONによると、上映後のスタンディングオベーションの長さは19分。Deadlineもストップウォッチの“証拠写真”付きで19分と伝えているが、Varietyと The Hollywood Reporter は15分と報道。しかし、いずれにしても今年のカンヌ映画祭で最長の記録で、最高賞パルムドール最有力作との評判が高まっている。

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 『センチメンタル・バリュー(英題)』は、『わたしは最悪。』などカンヌ常連のヨアキム・トリアー監督が手掛けたノルウェー、フランス、デンマーク、ドイツの合作。『わたしは最悪。』でカンヌ女優賞を受賞したレナーテ・レインスヴェ、『ドラゴン・タトゥーの女』のステラン・スカルスガルド、『ビューティフル・ライフ』のインガ・イブスドッテル・リッレオース、『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』のエル・ファニングが出演した家族ドラマだ。

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 かつて名声を得た映画監督の父と、そんな父とは疎遠になっているノラ(レナーテ)とアグネス(インガ)という2人の姉妹。父は舞台女優のノラに自身の復帰作への出演オファーを出すが断られ、その役は若く熱心なハリウッドスター(エル)に渡ることに。そうして姉妹は突如として、父との複雑な関係だけでなく、その渦中に放り込まれたアメリカ人スターにも対処しなければならなくなる……というストーリーだ。

 上映後の観客はこの物語に強く心を揺さぶられた様子だったといい、ジュリア・デュクルノー監督の『アルファ(原題) / Alpha』(フランス、ベルギー)の11分超を上回り、今年最長となる熱烈なスタンディングオベーションが贈られた。トリアー監督は声を詰まらせて「とても感動しています」と語り、エルも歓喜の涙をぬぐっていた。

 なお、カンヌのスタンディングオベーションに関して公式な記録はないものの、史上最長はギレルモ・デル・トロ監督作『パンズ・ラビリンス』(2006)の22分とされている。(編集部・市川遥)

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