中村悠一＆櫻井孝宏『呪術廻戦 0』と『懐玉・玉折』時系列順に収録してたら？緒方恵美の問いかけに回答

　映画『劇場版総集編　呪術廻戦　懐玉・玉折』の初日舞台あいさつが30日、TOHOシネマズ新宿で開催され、中村悠一、櫻井孝宏、遠藤綾、永瀬アンナが登壇。この日は、2021年に公開された『劇場版　呪術廻戦 0』が10月17日から復活上映されることが発表され、乙骨憂太の声を担当する緒方恵美のビデオメッセージが流されると、中村と櫻井が収録順への思いを口にする場面もあった。

　『劇場版総集編　呪術廻戦　懐玉・玉折』は、芥見下々のコミックを原作とするテレビアニメ「呪術廻戦　懐玉・玉折／渋谷事変」のうち、「懐玉・玉折」全5話を再編集した劇場版。2006年春。不死の術式を持つ天元から天元の適合者である「星漿体」の少女・天内理子（永瀬）の護衛と抹消を依頼された、東京都立呪術高等専門学校の同級生、五条悟（中村）と夏油傑（櫻井）の戦いを描く。

　この日は、映画冒頭に収録されているミニアニメ「劇場版総集編じゅじゅさんぽ」や、劇中で印象に残った“青い春”についてのトークが展開されるなか、イベント中盤で『劇場版　呪術廻戦 0』が10月17日より復活上映されることが発表される。

　本予告映像と新規キービジュアルが公開されたあと、ビデオメッセージで乙骨役の緒方が「いまお客さんは、五条と夏油の選択の物語を観ていただいたと思うのですが、その先にある物語です。もう一度、この続きをスクリーンで観たいというお声をたくさん頂戴していたので、こうして上映されることが嬉しいです」とコメント。さらに「中村さんも櫻井さんも、本当は時系列、こういう風にやってみたかったんじゃないですか？」と問いかける。

　五条役の中村は、その言葉に「映画館で続けて観ることができるのはいいですよね。当たり前ですが、（上映が）終了した劇場版をまた映画館で観る機会というのはそうそうないので、すごく嬉しいです」と語ると「（当時、『0』の取材でも言っていたのですが、テレビシリーズの1期目でも、（五条と夏油は）ここまで会話したことはないんです。初めてここ（『0』）で会話したけれど、彼らには10年を超えるような歳月が時間軸では存在していて。いろいろな思いがあるだろうけれど抑え込んでいますよね……という話をしたことを覚えています。その意味では、時系列順に収録できるとまた変わるものがあると思う」と解釈を述べる。

　夏油役の櫻井も、その言葉に「私もたぶん、なにかが変わっていたかもしれないと思います」と同意すると「でも巻き戻すみたいな形での収録も、それはそれでと思っているので。『懐玉・玉折』を経験して、やっとちゃんと夏油になれたような気持ちになっています」と語っていた。（磯部正和）