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『リロ&スティッチ』ジャンバとプリークリーの“変装”、実写版で変えた経緯「説得力に欠ける」監督が説明

実写版に登場するジャンバとプリークリー
実写版に登場するジャンバとプリークリー - (C) 2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

 ディズニー実写版『リロ&スティッチ』(全国公開中)のメガホンを取ったディーン・フライシャー・キャンプ監督が、アニメーション版にも登場するキャラクター・ジャンバとプリークリーに関する設定変更の裏側を Entertainment Weekly に明かした。

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 銀河連邦のエイリアンであるジャンバは試作品626号(=スティッチ)の発明者で、逃亡したスティッチを捕えるため、不時着先のハワイにやってくる。スティッチ確保の任務を遂行するジャンバに同行するのが、一つ目のエイリアン・プリークリーだ。

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 予告編公開時から話題になっていたのは、地球上でのジャンバとプリークリーの変装方法。アニメーション版では、人間に正体がバレないようにカツラ&メイクで変装していたが、実写版では特殊なスーツをまとうことで人間そのものに擬態する。そのため、劇中では人間態のジャンバ(ザック・ガリフィナーキス)とプリークリー(ビリー・マグヌッセン)が登場している。

人間態のジャンバ&プリークリー - (C) 2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

 キャンプ監督は、フルCGのエイリアンに人間の服を着せることについて、「ハワイの街を酷い変装で歩き回る彼らのユーモア、特にプリークリーの一つ目がそのまま露出しているようなスタイルは、アニメーションであれば笑えますが、実写版だと少し説得力に欠けてしまいます」と説明。何度かテストしてみたものの、「少しやりすぎだと感じた」と上手くいかなかったと明かしている。

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 また、変更理由の一つとして予算面も挙げられるとキャンプ監督。「もしも、ジャンバとプリークリーを(アニメーション版のように)エイリアンのまま変装させるという設定にするなら、スティッチやその他の要素にかけられる開発コストや演出にしわ寄せができてしまいます」

 プリークリーの変装については、予告編公開時から賛否両論あり、YouTubeのコメント欄でも「なぜプリークリーはあのような変装になったのか?」という書き込みが見受けられた。キャンプ監督は自身のTikTokで、そのコメントに対して「試したよ…」と回答しており、実写版で検討されていた女装プリークリーのコンセプトアートを公開していた。(編集部・倉本拓弥)

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