原菜乃華、ネタバレ回避できず…トーク途中で監督NGくらう
俳優の原菜乃華が7日、都内で行われた主演映画『見える子ちゃん』の公開記念舞台あいさつに出席。この日は上映後の舞台あいさつで、出演者がネタバレを覚悟した上でそれぞれ映画の印象的なシーンを回想し、ネタバレしすぎと判断されると、中村義洋監督がストップをかけるというユニークなトーク演出が行われた。イベントには原や中村監督のほか、共演者の久間田琳加、なえなの、山下幸輝、京本大我（SixTONES）が来場した。
泉朝樹のコミック「見える子ちゃん」を実写化した本作は、突如、霊が見えるようになった高校生が、霊に危害を加えられるのを避けるため、彼らのことが見えていない振りをしながら日常を送るホラーコメディー。
ヒロイン・四谷みこを演じた原は、印象的なシーンとして劇中の食卓のシーンを挙げた。原は「家族のシーンがちゃんと描かれていて、ホラーだけでなく、家族愛のシーンも重要なシーンとして描かれた」と家族関係の描写が重要であったと回顧。だが、その食卓シーンを振り返る中で「食卓のシーンの家族の目線には特に物語の伏線がたくさん散りばめられています。ご飯の位置、お皿の位置にも……」と続けたところ、中村監督にネタバレNGを出されてしまい、しょんぼり。「怒られた。ダメですか……やめときます……」と話して笑いを誘った。
みこを温かく見守り続ける父親の四谷真守は滝藤賢一が演じたが、滝藤は過去にも原の父親役を務めたことがあり、原は滝藤との共演が印象的だったとのこと。「以前作品でご一緒させていただいていたんです。今回再共演できてすごく嬉しかったです」としみじみ語り、食卓シーンは家族間の演技についても「無視したりしあうシーンもあったので、そこで鍛えられた」と振り返った。
原はネタバレトークを楽しみつつも、「すごく伏線があったり仕掛けの散りばめられた何度も見たくなる映画。ホラーが苦手な方でも楽しんでいただける作品になっていてると思います」と本作の魅力を客席に呼びかけていた。（取材・文：名鹿祥史）