ダコタ・ジョンソン『マダム・ウェブ』失敗に「私のせいではない」現在は前向き

マーベル映画『マダム・ウェブ』に主演したダコタ・ジョンソンが、酷評を受けた同作の経験について、「私のせいではありません」と LA Times に語っている。
米ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントが製作した『マダム・ウェブ』は、昨年2月に全米公開され、同社のスパイダーマン関連映画として最低のオープニング興行収入を記録し、米大手映画批評サイト Rotten Tomatoes での批評家支持率は11%と酷評。最低映画を決めるゴールデンラズベリー賞では、その年の最低作品賞に選ばれた。
『マダム・ウェブ』について話題を振られたダコタは、同作の失敗について「私のせいではありません」と言及。「現在は数多くのクリエイティブな決断が委員会によって決められています。あるいは、創造性に欠ける人たちによってね。そんなやり方では、芸術作品だけでなく、娯楽作品を作ることも難しいでしょう。残念ながら『マダム・ウェブ』は、最初はまったく別の方向で始まったのに、途中で全然違うものになってしまいました。その時には、私はもうただ乗っかっているだけという感じ。でも、そういうことってあります。大作映画が失敗するなんて、よくあることです」と語った。
ダコタは昨年、『マダム・ウェブ』が酷評されたことについて「驚きはなかった」「こうしたものは二度とやらないと思う」とBustleで告白していたが、LA Times に対しては「絆創膏を貼る必要はありませんし、“もう二度とあんなことはしない”なんてこともありません。もっと小規模でうまくいかなかった映画もやってきた。誰が気にするの? っていう感じなんです」と語っており、思いは吹っ切れているようだ。
ダコタの主演最新作は『パスト ライブス/再会』が高く評価されたセリーヌ・ソン監督のロマコメ『マテリアリスツ(原題) / Materialists』。本作でダコタは、クリス・エヴァンスとペドロ・パスカルと共演している。(西村重人)


