本田望結、主演映画に「人生ベスト」の声　3年後の続編製作に意欲

　俳優の本田望結が14日、ヒューマントラストシネマ渋谷で行われた映画『きさらぎ駅 Re:』の公開記念舞台あいさつに出席し、早くも3年後の続編製作に意欲を見せるひと幕があった。この日は共演者の恒松祐里、瀧七海、寺坂頼我、大川泰雅、永江二朗監督も来場した。

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　本作は、2004年に匿名掲示板「2ちゃんねる」に書き込まれた異世界体験談をモチーフとしたホラー映画『きさらぎ駅』（2022）の続編。前作から3年後を舞台に、「きさらぎ駅」から帰還した宮崎明日香（本田）と、異世界に取り残された前作の主人公・春奈（恒松）のその後を描く。

　13日から公開がはじまった本作が、初日動員比で前作超えの動員があったと報告されると、本田は「うれしい！」と笑顔を見せる。「やはり公開されると、公開したこと自体に満足してしまう気持ちもありますが、ここからがスタートなんだと奮い立たせています」と決意のコメントを残すと、恒松も「前作は口コミでどんどん広がっていったんですけど、今回は前作が好きな人が観てくれたので。もっともっと上がっていったらなと思います。昨日はXがすごく盛り上がっていて。『人生ベスト』と書いてくださる方がいたのが本当にうれしくて。たくさんの方に楽しんでいただける作品になったと思います」と続けた。

　さらに永江監督も「続編をつくるのに3年もの時間をかけたので。3年の思いというか、絶対に面白くしたいと思ってつくったので。本当に感無量です」としみじみ語った。

　本作の見どころとして、「アクション映画かと思うくらいに本格的なアクションがカッコいいです」と語る本田。恒松も「前作と違って、今回は明日香も石を持ったり木を倒したりして。ガールズパワーで倒していく、コンビのアクションを楽しんでいただけたら」と期待をあおった。

　撮影を振り返り、本田が「ホンマに楽しかった！」と思わず関西弁が飛び出してしまうほどに、撮影現場は和気あいあいとした様子だったそうで、「朝起きるのが楽しみだったし、寝る前も“明日も撮影だ！”と思って寝るという。みんなで力を合わせて、本当に楽しい現場でした」と述懐。一方の恒松は「とにかく（本田）望結ちゃんが晴れ女すぎて。台風の予報が出てたのに、望結ちゃんいる時は台風がそれて。いなくなった日から雨が降ったんですよ。すごいと思って」と感じたそうで、本田も「晴れ女です」と誇らしげに語った。

　“前作から三年後”が舞台となる本作にちなんで、「3年後にやりたいことは？」という質問が投げかけられると、本田は「わたしはあと2年後、3年後くらいがちょうど芸能と出会って20年目の年になるので、何かを成し遂げてかなっているといいなと思いますし、『きさらぎ駅』から3年たって『きさらぎ駅 Re:』になったので、『きさらぎ駅 Re:Re:』はやりたい。こういうのは言葉にした方が叶うらしい、ということで、言っていこうと思います」と続編について意欲的なコメント。永江監督も「この映画も本当に3年かかったので、また3年後にみんなで再集結できたら、こんなにうれしいことはないかなと思うので、そのためには大ヒットさせていただけると可能性も広がりますので、よろしくお願いします」と観客にアピールした。（取材・文：壬生智裕）