渡邉美穂、本番に強い佐藤新に「さすがスター」 W主演映画でバスケの練習

アイドルグループIMP.の佐藤新と、渡邉美穂が13日、都内で行われたダブル主演映画『青春ゲシュタルト崩壊』(公開中)の初日舞台あいさつに登壇し、撮影を振り返った。
2021年に単行本化され、TikTokで話題を呼んだ丸井とまとの小説を実写化する本作。個性を押し殺し、他人に合わせるうちに自分を見失い、自分の顔が認識できなくなる架空の病「青年期失顔症」を発症した間宮朝葉(渡邉美穂)が、同級生の朝比奈聖(佐藤新)らと新たな出会いを通して成長していく青春ドラマ。イベントには共演者の新井美羽、藤本洸大、河村ここあも出席した。
佐藤は登壇すると客席を見まわし、「完成披露試写会の時にドキドキして、初日はどうなるだろうと思っていたんですけど、いざ迎えてみたら嬉しいという感情しかない。嬉しさ100%です」と喜びを爆発。同じく主演の渡邉も「私も嬉しさ100%。皆さんと作り上げたものをこうしてお届けできるのは嬉しい」と笑顔を見せた。
役づくりや撮影の話になると、佐藤は演じた聖のキャラクターを「聖は朝葉や祈(藤本)に対する想いが強いんです。人間関係には繊細で、浮き沈みがありそうなんですけど、それが学生時代の自分とすごく似ていると思いました」とかつての自身を重ねながら分析し、「その頃の自分の気持ちと照らし合わせながら演技をしていました。制服を着ると、当時の気持ちを思い出してすごく気持ちが入りました」と撮影を振り返る。
また撮影中、共演者と仲が良かったことも強調し、佐藤は「藤本くんにはマシンガンのように質問攻めしていました。学生時代どんな感じだったのとか……だいぶ仲良くなれたと思います」と嬉しそうに回顧。「新井さんと僕、藤本さん、ここあさんの4人で都市伝説の話をずっとしていたりもしました。ありもしない国家伝説や陰謀論を話して盛り上がったんです」と話すと、その輪の中にいなかったという渡邉は「なにそれ、私も混ぜてよ」と残念そうな表情を見せた。
その渡邉は佐藤との共演について「初日だったと思うんですけど、一緒にバスケの練習をしたのをよく覚えています。外でバスケをするシーンの撮影だったんです。それがすごく楽しかったです」といい、佐藤は「俺、下手だったね……。(渡邉が上手いので)教えてもらいつつ、楽しんでいました」と述べたが、渡邉は「本番に強いなって思いました。一発で(シュートを)決めるんです。さすがスターだなと思いました」と佐藤の器用さを改めて称えていた。(取材・文:名鹿祥史)


