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窪塚洋介「本当に恥ずかしい」何も知らなかった自分に喝 映画『フロントライン』参加で変化

『フロントライン』初日を迎えた小栗旬と窪塚洋介
『フロントライン』初日を迎えた小栗旬と窪塚洋介

 俳優の窪塚洋介が13日、丸の内ピカデリーで行われた映画『フロントライン』初日舞台あいさつに、小栗旬松坂桃李池松壮亮森七菜桜井ユキ関根光才監督、増本淳プロデューサーと共に登壇。コロナ禍当時の自身の行いに喝を入れていた。

【トークノーカット動画】小栗旬、松坂桃李、窪塚洋介が集結『フロントライン』初日

 本作は、2020年2月、日本初となる新型コロナウイルスの集団感染が発生した豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」で起きた、事実に基づく物語をオリジナル脚本で映画化した。

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 窪塚が演じたのは、ダイヤモンド・プリンセスへの出動要請を受ける災害派遣医療チーム「DMAT(ディーマット)」で、実働部隊のトップを担う仙道行義役。「やっとこの日が来ました。私ですら待ちわびていたのですから、増本プロデューサーや(小栗)旬、関根監督は万感の思いだと思います。いつもは公開日に作品を送り出す気持ちになるのですが、この映画に関しては、また明日から船に乗り込んでいくような気持ちで、一人でも多くの方に観ていただきたいと思っています」と特別な作品であることを強調する。

 この日は、窪塚演じる仙道のモデルとなった、近藤久禎さんからの手紙が届けられる一幕も。手紙には「仙道は私のキャラとは必ずしも同一ではありませんが、窪塚さんには、福島の悔恨を経て抱いた我々の想い、災害支援活動で最も大切なのは、放射線や感染など目の前の一つのリスクを避けることではなく、命を救うことだけでなく、悲劇を減らし、各々の方が思い描いておられた人生、幸せを守ること、これを伝えていただけました。本当にありがとうございました」と感謝が綴られる。

 この言葉に、窪塚は「力をいただいたのはこちらの方です。近藤先生から『守るべきは、誰かの人生や幸せだった』という言葉をいただき、大きな答えを手に入れた気持ちです」と語ると「この作品に参加する前の自分は、テレビを見ながら何も知らずに無責任なことを考えていたかもしれないと思うと、本当に恥ずかしい。この作品に出会わなければ、見えないところで、名もなき人々が世界を支えていることを忘れたままだったかもしれません。この映画が、皆が前に進む力になるきっかけをくれると確信しています」と熱い思いを語っていた。(磯部正和)

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