ピクサー新作『星つなぎのエリオ』野呂佳代、マユリカ中谷、関智一、沢城みゆきら日本版声優一挙発表
ディズニー＆ピクサーの新作アニメ『星つなぎのエリオ』（8月1日全国公開）の日本版声優が発表され、女優の野呂佳代、お笑い芸人・マユリカの中谷、さらに関智一、沢城みゆき、安原義人、子安武人ら豪華声優が参加することが明らかになった。
【映像】野呂佳代がピクサー声優に『星つなぎのエリオ』吹替版本編シーン
本作は、地球のリーダーに間違われ、さまざまな星のリーダーが集う“コミュニバース”に転送された、宇宙が大好きなひとりぼっちの少年エリオと、孤独なエイリアンの少年グロードンの出会いと友情を描くファンタジーアドベンチャー。日本語版では、子役の川原瑛都がエリオ役、佐藤大空がグロードン役、清野菜名がエリオの叔母・オルガ役、さらに、渡辺直美がUS版と日本版の両方でコミュニバースのメンバーのひとり・オーヴァの声を担当する。
野呂が演じるのは、コミュニバースの案内係となる、ハイテクお助けコンピューターのウゥゥゥゥ役。水のしずくのような液状のフォルムで、様々な能力でエリオの生活をサポートし、時々毒っ気のある発言をするキュートなキャラクター。野呂は、芸能界に入る前に東京ディズニーシーのキャストとして働いていたほどのディズニー好きで、USオーディションを経てピクサー声優の座を勝ち取った。
声優に決まった時の心境について、野呂は「めちゃくちゃ嬉しかったです。嬉しすぎて映画館で別作品の予告を見たときに、『私も声優をやるんだ』と思ったら勝手に涙が出てくるぐらい嬉しくて。もともとディズニーシーのキャストとして働いていたくらいディズニーが好きだったので、非常に感慨深いなと思いました」と歓喜。野呂が演じるウゥゥゥゥとエリオの本編映像も公開された。
マユリカ中谷が演じるのは、エリオの叔母オルガの部下で無線オタクのメルマック。軍の基地で衛星研究の仕事をしていた彼は、エイリアンからのメッセージを受信したと主張したことで謹慎処分を受けるが、彼の熱意が導いた“奇跡”がエリオの「何光年も離れた星に行きたい」という夢を叶えるきっかけになる。
中谷は「まさかオーディションの話を聞いた時はドッキリだと思いました。僕だけじゃなくて、周りの人も喜んでくれるような、親とかにも喜んでもらえるから、そんなことあんねやっていう感じで驚きました。たぶん死ぬ前に思い出す人生の思い出の一つになるなと思いましたね」と驚きと喜びの感情が押し寄せてきたことを告白している。
そして関は、コミュニバースの古参メンバーである、ファルービナム星の大使ヘリックスを演じており「温かくも可愛らしいヘリックス大使を楽しみながら演じさせて頂きました。思いやりや優しさ、そして勇気、普遍的なメッセージを作品から感じ、収録しながらも胸が熱くなりました。皆様も是非お楽しみ下さい」とコメント。
沢城が演じるのは、コミュニバースの最高幹部の一人であるゴーム星の大使クエスタ。賢く威厳があり、誰に対しても親切で好奇心旺盛な一面も。心を読む能力で複雑な問題を解決してくれるキャラクターで、沢城は「この映画にはエイリアンがたくさん出てくるのですが、彼女はその一人（一エイリアン？）で、自分とは違う存在に興味しんしん！ だったり、違うのはやっぱり怖いな…！ と思ったり。なんだ私と変わらないんだな、と思いながら収録しました。もしかしたら、みんなそうなのかな。あなたは、どうですか…？ 一人でも多くの人と、この映画を共有できますように」とファンに向けてメッセージを寄せた。
安原が演じるのはテグメグ星の大使テグメン。どっしりと構えた風貌で、無口だが理論的に物事を考えるキャラクターだ。安原は本作について「テーマは『出会い』。素晴らしいストーリー、絵、そして俳優達。私が足を引っ張らなければ、それはそれは、とてつもない名作が生まれたはず。期待してくださっても、後悔することはないはずです。劇場でお逢いしましょう」とメッセージ。
そして子安が演じるのは、渡辺が声を担当する、オーヴァが作り出した“ユニバーサル・ユーザー・マニュアル”役。どんな宇宙の神秘、秘密にも答えることが出来る存在として作られ、たくさんのマニュアルがカードのように集まった特殊な見た目をしている。子安は本作について「心温まるストーリーに思わず魅入ってしまい、仕事に来たんだということを忘れそうになりました（笑）私の出番は決して多くはありませんがコミカルさを含みつつの貴重な助言をする役です。皆さんの記憶に残ると幸いです。映画館へGO！ GO！」と語っている。
本作の監督は『リメンバー・ミー』の脚本・共同監督であるエイドリアン・モリーナとストーリーアーティストのマデリン・シャラフィアン、『私ときどきレッサーパンダ』の監督ドミー・シーが担当する。（編集部・入倉功一）