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12歳の天才・鈴木唯、リリー・フランキーを外国人と勘違い

鈴木唯、リリー・フランキー
鈴木唯、リリー・フランキー

 リリー・フランキーが21日、都内で行われた映画『ルノワール』(公開中)の公開記念舞台あいさつに登壇し、現在12歳の子役で主演の鈴木唯から外国人と勘違いされていたことが明かされた。この日は、鈴木、石田ひかり河合優実早川千絵監督も来場した。

【画像】石田ひかり、河合優実ら12歳の主演から手紙に鳥肌…

 本作は、1980年代後半の日本を舞台にした家族ドラマ。仕事に追われる母・沖田詩子(石田)、闘病中の父・圭司(リリー)と暮らす11歳の少女・フキ(鈴木)は周囲の大人たちが抱えているさまざまな事情を垣間見ては楽しんでいたが、両親がすれ違うようになり、彼女の生活にも変化が生じていく。第78回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品された。

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 印象に残るシーンを問われた鈴木は「雨のシーンはすごく大変で、実際に雨に打たれながら撮影をしたんですけど、早朝5時くらいにゲリラ並みの雨が降って、すごく寒くて」と振り返る。リリーは土砂降りの中、鈴木をおんぶしなければいけなかった苦労を吐露しつつ、「朝5時に起きて、あんな大雨のシーンが撮れたから、そのあとのフキの足を拭くシーンにつながるから、いい映画ってお天気にも恵まれるのよ。映画の神様が応援してくれたんじゃないですか」と鈴木に語りかけた。

 そんなリリーら共演者と早川監督にサプライズで手紙を読み上げる鈴木。キャストやスタッフに向けて感謝の言葉を紡ぐ中、リリーに対しては「初めてお名前を聞いたときは海外の方かと思いました。会ったら優しい日本のおじさまでした」とぶっちゃけて笑いを誘い、「面白い話をして場を和ませて、現場を明るくする力がすごいと思いました。わたしが取材で上手く話せない時は、いつも軽い冗談を混ぜてサポートしてもらいました。ありがとうございました」と頭を下げた。

 そして、「『ルノワール』という映画はわたしの人生を変えようとしています」と本作が転機になったことを打ち明け、「最後に、映画の中のフキの台詞を真似して一言。『本当に夢でなくてよかったなと思った』。終わり」と結ぶ鈴木。石田は「最後、鳥肌が立ちました。唯ちゃん、どうもありがとう」と文才に驚きながら感謝の言葉を返す。リリーは12歳にして人生を語る鈴木に感心すると同時に「あなたが大人たちの人生を変えるかもしれないんですよ」と話していた。(錦怜那)

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