『フロントライン』滝藤賢一演じる医師・宮田のシーンに反響「涙止まらなかった」の声

新型コロナウイルスの集団感染が発生した豪華客船ダイヤモンド・プリンセスにおける医師らの奮闘を描いた、映画『フロントライン』が公開中。小栗旬をはじめとする豪華キャストが、最前線で戦った人々を演じる本作で、滝藤賢一が演じた医師・宮田の登場シーンにも、X(旧Twitter)で称賛の声が寄せられている。(ネタバレ注意。以下、映画の内容に一部触れています)
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2020年2月に、56か国の乗員乗客3,711名を乗せたクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号が横浜港に入港。すでに100名を超える乗客が症状を訴えるなか、出動要請を受けた災害派遣医療チームDMATのメンバーを中心に、最前線で起きた事実に基づく物語を、オリジナル脚本で描き出す。
滝藤が演じたのは、藤田医科大学の中堅医師・宮田。主人公の結城(小栗)たちが船外に乗客を降ろそうとするも、隔離可能な施設が一向に見つからないなか、開業前の藤田医科大学岡崎医療センターが、条件付きで100名を超える乗客を引き受けることを決断。宮田は、遠く神奈川から運ばれてくる未知のウイルスに感染した人々をセンターで受け入れることになる。
想定外の体調不良者が続出し、聞いていなかった事態が連続する状況に苛立つ宮田は、付き添ってきたDMATの救急医・真田(池松壮亮)に対して厳しい言葉を投げかける。しかしその一方で、パンデミックの最前線に立ってきた真田をねぎらいながら、教えを乞う一面も見せる。二人がコーヒーを飲むこの場面は、池松の演技も相まって、短いながら観客に鮮烈な印象を残したようで、X上で「滝藤さんが最っ高でした」「池松さんと滝藤さんのシーンで涙止まらなかった」「滝藤さん全部持っていったね! あの会話シーンは素直に良かった」などの声があがっている。関根光才監督によると、この場面で真田が見せるある行動は、池松が考えたものだといい、オフィシャルインタビューで「大好きなシーンになりました」と語っている。
本作にはそのほか、松坂桃李、窪塚洋介、森七菜、桜井ユキ、美村里江、光石研など実力派キャストが出演。群像劇のなかでそれぞれの立場で事態に向き合うキャラクターを演じている。(編集部・入倉功一)


