亀梨和也、観客に「返事は!?」“ライブバージョン”で初日を盛り上げる!
亀梨和也が27日、都内で行われた映画『でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男』の初日舞台あいさつに登壇し、ライブのような観客へのあおりで会場を盛り上げた。この日は、綾野剛、柴咲コウ、三池崇史監督も来場した。
俳優陣が客席から登場したり、カメラにサインをするパフォーマンスや客席内でフォトセッションを行うなどの演出で盛り上がったこの日のイベント。また、MCの「映画『でっちあげ』」というコールに対して、登壇者と観客が「本日公開!」と返すと、キャノン砲から金テープが発射される演出もあり、まずは会場全員でリハーサルを行うことになった。
しかし、声が小さかったため、MCは「お客様、声を温存されていたと思うので本番は出していただけるとありがたいです」とお願い。すると亀梨は後ろを向いて「返事は!?」と大声で喝を入れる。観客が一斉に「はーい!」と答えると、綾野は「亀ちゃんのライブバージョン出た!」、柴咲は「怖い!」と大笑い。亀梨があらためて「よろしくお願いします」と観客に頭を下げると、本番では大きな声と金テープが会場を舞った。
本作は、2003年に教師による児童へのいじめが認定された体罰事件の真相を追った福田ますみのルポルタージュを『悪の教典』などの三池崇史監督が映画化。児童への体罰を行ったとして告発された小学校教諭・薮下誠一(綾野)が、メディアの過熱報道などによって追い詰められていく姿を描く。
柴咲は本作について「事実って何だろう。側面しか見ていないのに『きっとこうだろう』と決めつけてしまうところがわたしの中にもある。何を根拠に情報を判断しているのかと(考える)いいきかっけをもらう気もする」と話すと、亀梨は「今、僕ら(報道陣に)写真を撮ってもらっていると思ってますけど、(カメラに)メモリーカードが全く入っていない可能性ありますよ。誰も一枚も撮っていない可能性もありますから」と“側面しか見ていない”ことについてコメント。その意外な発想に、綾野は「よく思いつくな。なるほどね」と感心。亀梨は「(しっかり)撮っててほしい。よろしくお願いします。ぜひ」と報道陣に頭を下げて、会場の笑いを誘った。
最後に亀梨は「観る前の自分には戻れないと思いました。生きることに関して気づきがもらえる映画だと思っております」と本作をアピールしていた。(錦怜那)


