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「べらぼう」蔦重、真のプロポーズに祝福の声!“三人目の女”を巡る考察も

第26回より蔦重(横浜流星)とてい(橋本愛)
第26回より蔦重(横浜流星)とてい(橋本愛) - (C)NHK

 横浜流星主演の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(毎週日曜NHK総合よる8時~ほか)の6日放送・第26回では、形だけの夫婦だった蔦重(横浜)とてい(橋本愛)の関係に変化が訪れ、蔦重がていに告げた熱い思いに胸を揺さぶられる視聴者が続出。ネットでは祝福の言葉でにぎわっている(※ネタバレあり。第26回の詳細に触れています)。

【画像】蔦重とていが結ばれた夜…第26回

 第26回「三人の女」では、浅間山噴火と冷夏による不作を受け、米の高騰に人々が困窮する展開に。蔦重も奉公人たちや来客のための米が不足し、米の値を下げる方法を巡って大田南畝(桐谷健太)や田沼意知(宮沢氷魚)らと交流するなか、かつて蔦重を捨てた母つよ(高岡早紀)が転がり込んでくる。追い返そうとする蔦重だったが、ていは「僭越ながら…孝行したいときに親はなしと申します」とつよをかばい、以来、つよは髪結いの才を生かして蔦重の暮らしを支えるようになる。

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 これまで蔦重とていは、あくまで商いのための形だけの夫婦で、別々の部屋で寝起きしていた。ところが、ていがつよに自室を譲ったことから蔦重と同じ部屋で寝るように。それでも衝立を立てて眠っていた二人だが、ていは明らかに意識し始めているようで、蔦重もていに「旦那様」と呼ばれるとうれしそう。そんな二人が接近するきっかけとなったのが、ていが蔦重に絵や本のつながりを示した「品の系図」の制作を提案したこと。系図をまかされたていは試行錯誤しながらコツコツと進めていくが、作り終えると(大作!)書置きを残して出て行ってしまう。

 ある時は歌麿(染谷将太)と親し気な蔦重に「もし“そういうこと”ならご遠慮なく。歌さんと」と身を引くてい。蔦重が家を出たていを追いかけると、ていは「江戸一の利き者の妻は私では務まらぬと存じます」「私は石頭のつまらぬ女です」という。「母上様のように客あしらいもできず歌さんや集まる方たちのような才もなく、できるのは帳簿をつけることぐらい」と続けるが、蔦重は「あんたは江戸一の利き者だ。けど、てめえの女房の目利きだけはしくじった。おていさんはそう言ってんですよね」「おていさんのことつまんねえって思ったことねえですぜ」と否定した。

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 そして、自分に自信を持てず気弱になるていに真摯な言葉を語り掛けた。

 「説教めいた話はおもしれえし、陶朱公(中国春秋時代の越の忠臣)のように生きろって、この人まともな顔してめちゃくちゃおもしれえって。縁の下の力持ちなところも好き。みなのいねえところで掃除してたり、皆のために系図を作ったり。背筋がピンとしているところも。けど、んなのはこまけえことで「出会っちまった」って思ったんでさ。俺と同じ考えで、同じ辛さを味わってきた人がいたって。この人だったらこの先山があって谷があっても一緒に歩いてくれんじゃねえか。いや、一緒に歩きてえって」と、蔦重はていが自身にとって唯一無二の妻なのだと説得。蔦重の「おていさんは俺が、俺のためだけに目利きした俺のたった一人の女房でさ」との力強い言葉に、ていは心底胸を打たれている様子だった。

 初めは“同じ部屋で眠るのが嫌だから出て行った”と勘違いしていた蔦重に対して、視聴者から「鈍感過ぎる」「相変わらず察しが悪い」「女心がわかってない」とツッコミが寄せられていたが、蔦重のアツい言葉に、ていと同じく「いいこと言ってくれる」「こんな殺し文句ある?」「告ってる」「惚れてまう」「伝えるの遅いよ」「真のプロポーズ」など揺さぶられる視聴者の声であふれ、その夜結ばれた二人に「おていさんよかったね」「あらあら」「本当の夫婦に…!」「ようやくひとつに」など祝福の言葉が寄せられた。

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 一方、隣の部屋で「よかったな…蔦重。よかった…」と哀しそうにつぶやき、布団をかぶる歌麿に「切ない…」「歌が失恋してる」「部屋を変えてあげて」と同情が相次ぎ、サブタイトルの「三人の女」とは誰を指すのかという考察も。初めはつよ、てい、誰袖花魁(福原遥)との予想もあったが、歌麿の「生まれ変わんなら女がいいからさ」の一言を受け、三人目は歌麿との見方が強まった。なお、蔦重の母つよは「歌はあの子の念者なのかい?」と鋭い指摘をしていた。(石川友里恵)

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