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『スーパーマン』ジェームズ・ガン監督が山崎貴監督と対談!『ゴジラ-1.0』は「革命的な映画」

 映画『スーパーマン』(7月11日公開)のジェームズ・ガン監督と『ゴジラ-1.0』を手掛けた映画監督の山崎貴が、お互いの作品や映画への熱い思いを語り合う特別対談動画が公開された。

【動画】ジェームズ・ガン&山崎貴『スーパーマン』対談動画

 東京と海外をつなぐリモート画面に山崎が映し出されると、ガン監督は「彼を知ってる! 驚きだ、最高だよ」と大喜び。日本の特撮を心から愛し、『ゴジラ-1.0』も大ファンだというガン監督は「あれほど壮大な映画を作れる製作者の皆さんについてこう思ったんです。『ゴジラ映画は何たるかという本質に忠実であると同時にゴジラ映画を心から愛しているんだな』、とね。ここ数年で私の大好きな映画の一つです」と称賛を贈った。

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 そんなガン監督のラブコールに、山崎は「『スーパーマン』は、不思議なものがたくさん出てくる世界が舞台なのに、キャラクターたちの人間らしい行動原理が全部納得できる。そこが集約しているのが本当に見事でした」と大絶賛。ガンも「この映画について聞いてきた中で最高のほめ言葉です」と大喜びだった。

 スーパーマンとゴジラという、時代を超えて愛されてきたキャラクターを改めてスクリーンに映し出したのがこの二人。山崎は『スーパーマン』について「一番最初の『スーパーマン』の継承者というか、僕らの世代が当時スーパーマンを初めて観たときの衝撃を、今のお客さんにも与えることが出来る気がして、とても素敵だなと思いました。僕も、初代の『ゴジラ』を観たときに当時の人が感じていた恐怖感を今のお客さんに感じてほしくて『ゴジラ-1.0』を作りましたし、初代のものを大切にしながら現代にも同じような衝撃を与えられるように作っていた感覚があったので、そこにとても共感しました」と告白。

 すると、ガン監督は「その点に関してはあなたの方が見事でしたよ」と賛辞を返し「とにかく『ゴジラ-1.0』という作品は本当にすばらしくて魅力的です。革命的な映画だと本気で思っています」と大絶賛。

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 さらに「私は時々 映画業界について悩むことがあります」と切り出したガン監督は、「良くも悪くも人々が映画館で観るための商業映画というものも存在しています。それは製作者たちの愛情が感じられないような映画で、そういう作品を観ると思うんです。この映画に携わったクリエイターや製作者たちは作品に愛情を注いでいるのかとかね。彼らにとって映画は金を稼ぐための手段なのかと」と告白。

 そのうえで「その点『ゴジラ-1.0』はすばらしい作品で、あなたが登場人物を愛しているとはっきり感じ取れます。彼らの人物像やそれぞれの人生にも気を配っています。それに従来のやり方にとらわれない考え方を盛り込んだ視覚効果への取り組みからも愛情が伝わります。だからこそあの映画は間違いなく私が映画館に観に行きたくなる映画でした。私が心から称賛するような映画製作を行っている人は世界に3~4人しかいませんが、あなたがその一人です」と同志としての熱い言葉を送っている。(編集部・入倉功一)

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