山田孝之「芝居だけを探求」大規模オーディション開催 2027年公開・オリジナル映画主要キャスト募集

俳優の山田孝之が2日、都内で「THE OPEN CALL」プロジェクト発表イベントを開催し、自身が関わるオリジナル映画(2027年公開予定)の主要キャストを募る大規模オーディションを開催することを発表した。イベントにはプロデューサーの伊藤主税も出席した。
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オーディション名の「THE OPEN CALL」とは、年齢(2026年3月時点で中学校卒業の15歳以上)、性別、国籍、所属事務所、演技経験の有無を問わず、やる気と条件が合えば誰でも挑戦できるという意味で名付けられた。主要キャストが決定するまでのプロセスはオーディション番組「THE OPEN CALL-MAIN PARTNER 山田孝之-」として、NTTドコモの映像配信サービス「Lemino」でも独占配信される。募集は本日から3月19日まで。その後1次から4次審査まで、さらに最終審査を経て、12月に合格者が発表される。番組でも2次審査の対面審査からカメラが入る。
中心となるのは、山田と共に短編映画制作プロジェクト「MIRRORLIAR FILMS」企画・プロデュースを手がける伊藤主税と阿部進之介、『怪物』『ゴジラ-1.0』『ファーストキス 1ST KISS』企画・プロデュースの山田兼司、『マンガ家、堀マモル』や「MIMI」『INI THE MOVIE『I Need I』』を手がけた映画監督の榊原有佑ら。山田はオリジナル映画で企画・脚本、プロデュースを務め、自身も出演することを発表した。阿部は欠席となったが、会場にメッセージを寄せた。
山田は「俳優がオファーを待つのではなく、自分から動くことの大切さを知ってもらおうと始めたプロジェクトが『MIRRORLIAR FILMS』。地域と連携して活動してきましたが、その作り方で長編映画を作りましょうという話になり、そこからこのプロジェクトが生まれました」と説明する。
発案は阿部だったといい、山田は「彼は『SHOGUN 将軍』の出演をオーディションで勝ち取って、オーディションの大切さに気づき、それがこのプロジェクトにつながった。オーディション番組は世界中たくさんあるけど、今回の僕らのオーディションは歌も踊りもない。芝居だけを探求する」と芝居特化型のオーディションであることを強調。「もう一度、芝居は何か、役づくりとは何かを自分たちが模索し、それを皆さんに見てもらいながら、俳優って何かを考えるきっかけづくりが行えれば」と今回の目的を明かす。
伊藤も「ずっと計画していたこと。今までいろんな地域を巡って映画を作ってきたんですが、地域を巡るたびに、そこで素敵で魅力的な人材の出会いが多くあった。日本には才能、個性がある人がまだいっぱいいるなと思った。これまで自分たちはこういう人たちを多く見逃してきたのではないかと恐怖が生まれ、今回のプロジェクトにつながりました」と話した。
山田は「俳優としてやってきて、実在しない人物と対話し、虚構の人物を作品の中に存在させる、その面白さ、喜びを感じる。それを多くの人にも感じてもらいたい。俳優は年齢は関係ないんです。今回、50代、60代くらいのスターが生まれても面白い。番組も肝になるのは役づくり。言動行動は(台本に)書いてあるけど、そこから想像を膨らまして役を理解してつくり上げていく。そこを見るのは面白いと思います」と話していた。
また、山田自身のオーディション経験を振り返り、「僕自身はオーディションは嫌い。緊張するので。でも、よく考えれば、自分を変に大きく見せることもないし、オーディションはいい人を見つけるのではなく、役に合う人を見つけるもの。自分が役に合えばいいなと思いながら臨んでいます。自分がもし今回のオーディションに参加する時は相手に『この人とものづくりをしたい』と思わせたいですね。でも擦り寄りもできないので、自分らしくあると思います。今回の場合は“この役を探す”というオーディションではないので、楽しくやってほしい。皆さんにも自分らしくやってほしい」とも話していた。(取材・文:名鹿祥史)


