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『ドールハウス』がガチで怖いと話題 ネットで考察も

『ドールハウス』より人形のアヤちゃんと主人公・佳恵(長澤まさみ)
『ドールハウス』より人形のアヤちゃんと主人公・佳恵(長澤まさみ) - (C) 2025 TOHO CO.,LTD.

 長澤まさみ主演、矢口史靖監督の映画『ドールハウス』(公開中)。矢口監督が『ウォーターボーイズ』『ハッピーフライト』などコメディー映画で知られているためか“油断”して観に行った観客も多く、予想を超える怖さが話題沸騰となっている。

『ドールハウス』ゾクッっとするメイキング<6枚>

 本作は、不慮の事故により5歳の娘・芽衣(本田都々花)を亡くした鈴木佳恵(長澤)とその夫・忠彦(瀬戸康史)が、骨董市で一体の人形を手に入れたことから奇妙な出来事に見舞われていくストーリー。6月13日より公開され、初週は映画週末ランキングで5位だったが、その後4位→4位→4位と順位を落とさず、4週目の累計成績は観客動員88万人、興行収入11億円となった(※数字は興行通信社調べ)。主人公・佳恵を演じる長澤と矢口監督は2014年の『WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~』以来のタッグ。

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 前半の長澤の絶叫顔もさることながら、まず恐ろしいのが人間の子供と見まがうほどリアルな人形。劇中、佳恵がまるで亡き娘の代わりにとでもいうかのように食卓に座らせた人形に、夫がおののく場面もある。まもなく夫婦の間に生まれた待望の次女・真衣(池村碧彩)はその人形を「アヤちゃん」と呼んで話しかけ大切にしているが、やがて恐ろしい秘密が浮かび上がっていく……。

 見せすぎず、研究しつくされた恐怖描写のバリエーションの豊かさも注目を浴び、「怖すぎ…」「めっちゃくちゃ怖かった」「舐めてたら普通に怖かった」「しっかりホラー」「真っ当に怖いホラー映画」「死ぬ程怖かった」「これぞ和ホラーって感じ」「不気味で怖くて完成度高かった」「最高に怖面白かった」「少し涼しくなった…」と震えあがる観客が続出。佳恵が口ずさむ「わたしの人形はよい人形~目はぱっちりと色白で~」の歌詞でおなじみの童謡もトラウマになること必至だ。

 さらに、単に怖いだけでなく、さまざまな解釈のできる人形の秘密を巡るミステリーも「余白の残し方が本当に上手い」と高評価で、満足度の高さも特筆すべき点。とりわけ余韻を残すラストに「そう終わるのかって感じで面白かった」「そうきたか」「リピ確定」などさまざまな反応が寄せられ、考察も盛り上がっている。長澤、瀬戸のほか呪禁師役の田中哲司、警官役の安田顕、忠彦の母役・風吹ジュンら脇を固めるベテラン勢もそれぞれ存在感を発揮。

 本作は、ポルトガルで開催されるジャンル映画の祭典・ポルト国際映画祭の第45回でグランプリを受賞。第27回ウディネ・ファーイースト映画祭、 第27回上海国際映画祭など海外の映画祭でも続々上映されている。(編集部・石井百合子)

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