『スーパーマン』暴れん坊クリプト、モデルはジェームズ・ガンの愛犬 噛みつく動きも忠実再現

DC映画『スーパーマン』(全国公開中)に登場するスーパーマンの愛犬・クリプト。予告編から傷だらけのスーパーマンを踏んづけたりするなど、暴れん坊な一面を見せている同キャラクターは、本作を手がけたジェームズ・ガン監督の愛犬・オズがモデルとなっている。
ガン監督は2024年10月、クリプトのファーストルックを公開した際、自身のInstagramでオズとのエピソードを紹介している。オズとの出会いは『スーパーマン』の脚本を執筆して間もない頃で、「控えめに言って問題のある子で、我が家に来るなり、家、靴、家具、終いには私のノートパソコンまで食べてしまいました。私たちが触れるようになるまでも、ずいぶん時間がかかりました」と暴れっぷりはクリプトそのものだった。
そこでガン監督は、「もしもこの犬にスーパーパワーがあったら、どれほど手に負えなくなるのか…?」とアイデアを膨らませいき、オズからクリプトが誕生した。愛犬をモデルにしながらの脚本作業は「執筆がすごく楽しくなりました」とPEOPLE.comに振り返っている。
オズは、ビジュアル面でもクリプトに影響を与えている。「オズの身体をスキャンして、クリプトのモデルとして使いました。毛の色だけは変えています」とガン監督は同サイトに明かしており、クリプトがはしゃぐ様子や噛みつく動きは、数百本に及ぶオズのビデオを参考にして反映させている。
ガン監督曰く、オズは画面に登場する動物に吠える癖があるとのこと。完成したクリプトのビジュアルを見たオズは、吠え方が普段より一層大きかったそうで、「一番攻撃的に吠えるのがクリプトとしての“自分自身”なんです」と語っている。(編集部・倉本拓弥)


