長澤まさみ『ドールハウス』共演人形“アヤちゃん”に夢中「今、日本で一番可愛い子」
俳優の長澤まさみが12日、都内で行われた映画『ドールハウス』の舞台あいさつに、原案・脚本・監督を務めた矢口史靖監督と登壇。艶やかな浴衣姿で登壇した長澤は、共演した人形“アヤちゃん”の魅力を語った。
本作は、5歳の娘・芽衣（本田都々花）を不慮の事故で亡くした鈴木佳恵（長澤）とその夫・忠彦（瀬戸康史）が、骨董市で出会った一体の人形に翻弄されるドールミステリー。6月13日より公開され、7月11日までの動員数が96万6,000人、興行収入が12億8,000万円を突破したことが配給から発表された。
艶やかな浴衣姿で登壇した長澤は、「今日もいつものお客さんの層と少し違っていて、いろんな方がいて嬉しい」と切り出し、「とにかく楽しんでくれて、怖がってもらえていることが嬉しいです。見どころは私の叫び顔。監督に『今まで見たことのない顔を見せてくれ』と言われて、挑戦したんですけど、その日があるから今があるって思っています」と明かす。
この日は、長澤のリクエストで制作されたという、劇中に登場する“アヤちゃん”人形のフィギュアが用意され、長澤は「上海映画祭の時に、スタッフと話している時に、『アヤちゃん人形を作って持ち歩きたいよね』って話したんです。アヤちゃんを肌身離さず持って、誰にも渡したくないよねって思って」と笑顔。アヤちゃんについて「今、日本で一番可愛い子。その魅力の虜になる、目が離せない子」とその魅力を紹介した。
カプセルトイを用いた質問コーナーも設けられ、「続編があるとしたら映画の中でどんなことをしたいですか」と聞かれた矢口監督は「お焚き上げのシーンから始まって、アヤちゃんが立ち上がって……というシーンを撮りたい」とコメント。長澤も「監督からは現場でこれが最後と聞いていたんです。それこそ、海外のある家にアヤちゃんが行ってしまうというのをやりたいです。（他の人形映画のドールと）そこで対決させたい」と笑顔を見せた。
また「怖い体験をしたらどう解決するか」という質問に、長澤は「怖い経験……金縛り系はありますね」と明かし「私、金縛りにあうとその正体を見たくなるんです。だから薄目で乗っかってきているものを見るんです。それで見えたものが、夢なのかどうかはわからないですが、その怖さを人に話すと恐怖が消えていくので、（怖い体験を）持ちネタにするといいと思います」とアドバイス。本作の撮影前にも「念入りにお祓いをしてもらいました」と明かし、会場を笑わせていた。（取材・文：名鹿祥史）