『アバター』最新作ポスターに新キャラ登場 『ファンタスティック4』で予告編初公開

『タイタニック』(1997)のジェームズ・キャメロン監督最新作『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』(12月19日全国公開)のポスタービジュアルが公開された。また、本作の予告編が、7月25日より公開される『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』にて、劇場限定で先行上映されることも決定した。
本作は、全世界歴代興行収入ランキングで第1位に輝く『アバター』シリーズの第3弾。雄大な自然と生命が共存する神秘の星パンドラを舞台に、先住民族ナヴィの生き方に共鳴し、人類に反旗を翻した元海兵隊のジェイク(サム・ワーシントン)が、再びパンドラに現れた人類に戦いを挑む。
ポスタービジュアルに描かれたのは、今作で初登場するパンドラの部族“アッシュ族”のリーダー、ヴァラン(ウーナ・チャップリン)。怒りとも哀しみとも取れる表情を浮かべるヴァランの人物像について、キャメロン監督は「彼女は計り知れない苦難を経験してきた部族のリーダーです。その経験により、非常に強くなった彼女は、民のためなら、たとえ我々が“邪悪”だと感じることでも、何でもするだろうね」と海外メディアのインタビューで明かしている。
アッシュ族は、自然と共生してきた“森の民”や“海の民”とは違い、自然に裏切られた経験から憎悪を募らせているとされる部族。キャメロン監督は、彼らの名を冠したタイトルについて「“火”を憎しみ・怒り・暴力と捉え、“灰”をその結果だと考えれば、灰の後に残るものは何か? 悲しみや喪失です。そしてそれが将来何を生むかといえば、さらなる暴力・怒り・憎しみ。終わりのない悪循環です。タイトルには、そんな思いが込められています」と語っている。
独自開発した革新的な3Dカメラによって、圧倒的なクオリティの映像を実現した『アバター』シリーズだが、キャメロン監督は本作について、「何人かの限られた人たちに見てもらったのですが、感想としては、間違いなく三作の中で最も感情的で、おそらく最高の出来だと言われています。心を打たれる作品になっていると思います」とエモーショナルなストーリーにも強く自信をのぞかせる。(編集部・入倉功一)
映画『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』は12月19日より全国公開


