『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』出番がほぼなかった悪役たち、再登場の可能性

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新作『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』(全国公開中)のマット・シャックマン監督が、劇中で出番がほとんどなかった悪役たちについて、将来的に再登場する可能性があることを Entertainment Weekly に明かした。(以下、映画のネタバレを含みます)
【画像】デカすぎ…ファンタスティック4が挑む最強の敵ギャラクタス
MCUとは全く違うアース828を舞台に、宇宙での任務中に特殊能力を得た4人組ヒーローチームの活躍を描く本作。ファンタスティック4は、過去にも数回映像化されているが、本作では、彼らのオリジンストーリーが省略されており、冒頭からすでにスーパーヒーローとして名声と支持を得た4人の物語がつづられる。
ファンタスティック4を全く知らない人に向けて、シャクマン監督は冒頭に短いモンタージュを挿入している。ニュース番組のようなダイジェスト映像で、ファンタスティック4の初期の活躍が断片的に描かれており、そこでは、彼らがレッド・ゴースト、マッド・シンカー、パペット・マスターといった原作コミックでおなじみの悪役たちと戦ったことが明かされる。
悪役たちが登場したのは冒頭のモンタージュのみで、その後は宇宙最強の敵・ギャラクタスに焦点が当てられた。シャクマン監督は、「ファンタスティック4のコミックには、本当に魅力的な悪役がたくさんいます」と語り、登場時間が短かった悪役たちについて「彼らを登場させるチャンスはきっとあります。今後、再び登場するかもしれません」と期待を寄せている。
悪役たちの一人・レッドゴーストは『マルコヴィッチの穴』などで知られる名優ジョン・マルコヴィッチが演じていたが、ストーリー構成上、完成版では出演シーンがカットされており、彼が操るスーパーエイプだけが登場した。シャクマン監督は「このパートを削らなければならなかったのは本当に心が痛みました」と改めて出演カットについて言及。「あまりに多くのことを紹介しなければならず、キャラクターも世界観も詰め込み過ぎになってしまいました」と振り返っている。(編集部・倉本拓弥)


