『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』続編映画化&来年公開 シネマ・コンサートでサプライズ発表

福原遥と水上恒司が主演を務めた映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』(2023年)の一夜限りとなるシネマ・コンサート&トークショーが8日、東京都千代田区の東京国際フォーラムで開催され、イベント終盤、本作の続編映画化がサプライズ発表された。タイトルは『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』で、2026年の公開を予定している。
汐見夏衛の累計発行部数150万部を突破する同名ベストセラー小説を実写化した本作は、1945年の戦時下の日本にタイムスリップしてしまった現代の女子高生・百合(福原)と、特攻隊員・彰(水上)による時空を超えた恋を描くラブストーリー。イベントには主演の福原遥のほか伊藤健太郎、小野塚勇人、原作者の汐見も登壇した。
“追い花“という言葉が生まれるほどリピーターが続出し、興行収入45億円を突破するヒットとなった本作に、福原は「こんなにたくさんの方に観ていただける作品になって嬉しかったし、自分の中でかけがえのない、一生心の中に残る映画になりました」と感慨深げ。
イベントでは招待された約4,600名のファンを前に本編の上映が行われ。劇中の音楽がオーケストラによって生演奏された。福原は客席後ろから観ていたといい、「素晴らしかったです。生の音楽と共に映画を見れることが、こんなに素晴らしいことなんだって感動しました」と感想を語った。また、イベント中頃、この日は登壇がかなわなかった水上恒司と上川周作からのビデオメッセージも紹介された。
続編映画化決定の発表は最後に行われ、場内でどよめきが起こった。伊藤が「俺、出れるのかな」と話すと、小野塚も「すごい!」と声を上げ、福原も満面の笑み。汐見は「『あの花』を書いた翌日から続編を書いた」と続編小説執筆の経緯を紹介し、「『あの花』では終われないなって思ったんです。『あの花』と『あの星』はセットだと思っています。続編決定で読者の方にも喜んでもらえると嬉しい」と話していた。(取材・文:名鹿祥史)


