朝ドラ「ばけばけ」初回放送は9月29日に決定 松江で撮影 ポスタービジュアル公開
高石あかりがヒロインを務める2025年度後期のNHK連続テレビ小説「ばけばけ」の初回放送日が9月29日（月）に決定し、ポスタービジュアルが公開された。（※高石あかりの「高」は「はしごだか」が正式表記）
連続テレビ小説の第113作目となる「ばけばけ」は、実在の人物である小泉セツ（1868～1932）をモデルとしながらも大胆に再構成し、登場人物名や団体名などを一部改称した、原作のないフィクションとして描く物語。松江の没落士族の娘で、セツがモデルのヒロイン・松野トキを高石が、セツの夫ラフカディオ・ハーン（小泉八雲）をモデルとしたヘブン役を「SHOGUN 将軍」にも出演したイギリス出身の俳優トミー・バストウが務める。脚本はふじきみつ彦が担当する。
手を取り合うトキとヘブンの笑顔が印象的な写真は、写真家の川島小鳥が撮影した。川島は「今回、二人の思い出の場所、松江で撮影させてもらいました。松江城（宇賀橋）、小泉八雲旧居、宍道湖、城山稲荷神社、月照寺、、、。高石さん演じるトキさん、トミーさん演じるヘブンさんとそれらをめぐり、撮影していると、本当にタイムスリップして二人の愛の世界に連れて行ってもらったようで、すごく胸がいっぱいになる時間でした。撮影の時はまだドラマの撮影が始まったばかりの初々しい関係のお二人でしたが、これから二人の絆が生まれ、どのように世の中で愛を表現していくのか、とても楽しみにしています」とコメント。
また、ポスタービジュアルのデザインは西澤和樹が担当。「日々の暮らしにふと現れる、夫婦の穏やかな時間。その一瞬を切り取ったような写真の世界観に寄り添いながら、ポスター全体がひとつの物語として立ち上がるよう、デザインには抑制を効かせ、静かな構成を心がけました。見る人の心にやわらかな余韻を残すものであれば嬉しく思います」とコメントを寄せている。（編集部・入倉功一）