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「エイリアン:アース」生みの親リドリー・スコットはどう観たか プロデューサーがタイで回答

「エイリアン:アース」シドニー・チャンドラー演じる主人公ウェンディ
「エイリアン:アース」シドニー・チャンドラー演じる主人公ウェンディ - (c) 2025 Disney and its related entities

 ドラマシリーズ「エイリアン:アース」の試写会イベントが現地時間5日、タイ・バンコクの映画館「SF WORLD CINEMA」で行われた。第1話の上映後に行われたQ&Aには、主演のシドニー・チャンドラーをはじめ、メインキャストのバボー・シーセイエシー・デイヴィスイラーナ・ジェームズ、プロデューサーのデヴィッド・W・ザッカークリス・ローウェンスタインが出席し、現地のファン約500人を前にドラマの裏側を明かした。

【動画】「エイリアン:アース」ティザー予告編

 シリーズ1作目『エイリアン』 (1979)の2年前にあたる2120年の地球を舞台に、墜落したウェイランド・ユタニ社の宇宙船が積んでいた“宇宙最恐の生命体”と対峙する人間の姿を描く本作。主要撮影はタイで行われており、この日は、現地の学生、インフルエンサーを招いてのプレミア上映が行われた。

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 ショーランナーのノア・ホーリー(「FARGO/ファーゴ」)と共に『エイリアン』初のドラマシリーズに挑んだデヴィッドは、「この企画があまりに壮大すぎて、正直、最初は少し信じられなかったです。こうしたプロジェクトは段階を踏まないと現実味が湧かないものですから。実際にタイに行って、俳優たちが衣装を着てセットに立っているのを目の当たりにした瞬間、『ああ、本当にこれを撮っているんだ』と実感が湧きました」と感慨深げに語る。

 製作総指揮には、シリーズ生みの親であるリドリー・スコットが名を連ねている。スコットといえば、「この先シリーズがどう進むにしても、自分としてはもう十分やったと思います」とScreenrant.comでシリーズとの決別を示唆していたが、本作については好印象を抱いているようだ。

 モデレーターから「リドリー・スコットがこの作品を観た後の反応はいかがでしたか?」と聞かれたデヴィッドは、「このシリーズは、オリジナルの映画ファンがただ認識するだけでなく、デザインの美学やテーマそのものへの敬意を感じられるものになっています。リドリー自身も、その点に非常に心を動かされていました」と回答。ドラマのセットの多くはリドリーが元々デザインしたものであり、ホーリーがそのビジョンを忠実に継承し、作品に落とし込んでいる。

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 劇中に登場する宇宙船のデザインもそのうちの一つだ。ウェイランド・ユタニ社の宇宙船「USCSSマジノ」は、オリジナル版に登場したノストロモ号の操縦室を完璧に再現しているといい、乗組員の一人・モローを演じるバボーは「マジノ号の操縦室に足を踏み入れた瞬間、僕たち全員が子どもに戻ったような感覚でした。興奮しながらボタンを押したり、煙が漂う船内を歩き回ったり、細部に至るまで本当に完璧で感動しました」と興奮気味に語っていた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)

ドラマ「エイリアン:アース」ディズニープラス スターで8月13日(水)より独占配信

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