「仮面ライダーガヴ」から「ゼッツ」へバトンタッチ 知念英和、今井竜太郎のギャップに衝撃

特撮ドラマ「仮面ライダーガヴ」主演の知念英和と、9月7日スタートの新番組「仮面ライダーゼッツ」で主人公・万津莫(よろず・ばく)を演じる今井竜太郎が11日、新宿バルト9で行われた映画『仮面ライダーガヴ お菓子の家の侵略者』大ヒット記念バトンタッチイベントに出席。間もなくテレビシリーズがフィナーレを迎える知念が、後輩の今井にバトンを託した。
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お菓子をモチーフにしたヒーローの活躍を描いた「仮面ライダーガヴ」の集大成となる本作。闇菓子の存在しない世界に迷い込んだ主人公・ショウマ(知念)が、平和な世界に現れた敵との戦いを繰り広げるさまを描き出す。
知念は、会場に集まった大勢のファンに向けて「皆さん、盛り上がってますか?」「仮面ライダーガヴは好きですか?」「仮面ライダーゼッツは好きですか?」とたたみかけると、割れんばかりの大歓声が起こる。
後輩の今井について、知念は「東映撮影所では昼になると歯磨きの時間があって。ブンブンジャーの子たちもみんな並んで歯磨きをするんですけど、その時に竜太郎くんとお会いして。次の仮面ライダーですとあいさつしてもらったんです」と明かし、「その時は柔らかい印象の竜太郎くんだったので、今回映画で観た時のギャップがすごくて。竜太郎くんってこういうお芝居もすごいんだと、衝撃を受けました」と振り返る。一方の今井も「とにかく可愛いっていう印象です。歯磨きしながらもニコニコしてて」と知念のイメージを語ると、「僕は普段から歯ブラシを2本持ちで磨いていますから」と冗談めかして会場を沸かせた。
実は、知念と今井は「仮面ライダーガヴ」のオーディション時に会ったことがあったそうで、今井は「撮影所で会った時に、その時のことを覚えてくださってうれしかった」と感激した様子で語った。
いよいよ次の仮面ライダーへとバトンタッチの時。先代の本島純政(「仮面ライダーガッチャード」)から「長丁場の撮影は一人だと辛いときに乗り切れない。そういう時こそ困った時は家族や周りの人に頼ることが大事だと言われました」とアドバイスを受け取っていた知念は、「主人公として、座長として、一人で立たなきゃいけないというのがあり、どうしても自分の中で解決しようとしがちなんですけど、本島君のアドバイスを聞いて、監督とかキャストのみなさんに相談した方が大事なんだなと思って。より絆も深まりましたし、『仮面ライダーガヴ』という作品をどう良くするのかという話し合いもできたので、本当に良かったなって思います。とてもいいアドバイスをいただきました」と述懐する。
そのことを踏まえ、今井からは「1年間という長いスケジュールの中で、何を食べていけば頑張れますか? ショウマも食べ物が好きなので」と質問が。知念は「自分のマイルーティンを決めておくといいよ」とアドバイスし、自身も普段からラムネを食べてきたとのことで、「撮影中にここは大事なシーンだなとか、泣きのシーンとか、ちょっと頑張んなきゃいけないなという日には、いつも通りラムネを食べる。そうするとフラットな状態で現場に行けるので、肩の力が少し抜けて。1年の撮影でもすごく役に立ったと思ったので、よかったら自分のマイルーティンとして、お気に入りのお菓子などを決めておくといいんじゃないかなと思います」と返答。今井も「実は僕もお菓子が大好きで、僕も撮影前にラムネを食べてるんです」と返していた。
改めて知念は「このバトンは、『仮面ライダーガヴ』が1年間走り続けてきたみんなの思いと、そして歴代のライダーシリーズ、みんなの先輩方の思い。今、『ゼッツ』の今井くんに託したいと思います。1年間頑張ってください」とバトンを託すと、今井も「先輩たちの思いを背負って、1年間走り抜けたいと思います」と誓った。(取材・文:壬生智裕)
映画『仮面ライダーガヴ お菓子の家の侵略者』は全国公開中(映画『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー 復活のテガソード』と同時上映)


