「仮面ライダーゼッツ」脚本は「ギーツ」高橋悠也 世界に向けて仮面ライダーを再定義

令和仮面ライダーシリーズ第7作「仮面ライダーゼッツ」(9月7日午前9時スタート・テレビ朝日系)の制作発表会見が7日、「テレビ朝日・六本木ヒルズ SUMMER FES」にて行われ、脚本を高橋悠也が執筆していることが明らかになった。
「仮面ライダーゼッツ」は、常に夢を自覚し、思い通りに夢を操れる「明晰夢(めいせきむ)」の力を持つ主人公・万津莫(よろず・ばく/今井竜太郎)が、未知の怪人・ナイトメアから人々を守る仮面ライダーとして活動する物語。メインキャストには、堀口真帆、三嶋健太、小貫莉奈、八木美樹、古川雄輝が名を連ねる。
令和仮面ライダーシリーズでは「仮面ライダーゼロワン」「仮面ライダーギーツ」とメインライターを務めた高橋。平成仮面ライダーシリーズで担当した「仮面ライダーエグゼイド」(2016~2017)と合わせると、シリーズ通算4作目の執筆となる。
監督を務める上堀内佳寿也と共にメッセージ動画に登場した高橋は、「デザインを見てもらえばわかる通り、1号を彷彿させるような、原点に返ったかのような配色とデザインを見た時に、世界に向けて『仮面ライダーというものはこういうものであることを改めて定義する作品』になるだろうと思いました」とコメント。
高橋は世界観の構築にあたり、全世界の人々に共通する「夢」とスパイ映画に登場するような「エージェント」がふさわしいと感じたという。「子どもの頃、最初に怖いと思ったことの一つに『悪夢』がありました。“悪夢”から守ってくれる“ヒーロー”として、仮面ライダーを描いてはいけないか。それが発想のはじまりでした」
また、上堀内監督は「ゼッツのデザインを初めて見た際に『嘘をつけない』と思った」と告白。「視聴者が映像のクオリティーに目が肥えている時代。真正面からかっこいいと思える『正々堂々のかっこよさ』を見せつけたい。そして、受け入れてもらいたい」と意気込み、「『仮面ライダーゼッツ』は革新と原点を併せ持つような作品。どの世代にも届く作品ができていると思います。第1話、まずは観てほしいです」とアピールしていた。(編集部・倉本拓弥)


