テレンス・スタンプ、87歳で死去 『スーパーマン』『コレクター』など

映画『スーパーマン』シリーズのゾッド将軍役などで知られるイギリス人俳優のテレンス・スタンプさんが現地時間17日朝に死去した。87歳だった。
家族が「彼は並外れた作品の数々を残しました。俳優として、ライターとして、これからも人々をインスパイアし続けるでしょう。この悲しい時に、プライバシーを尊重していただければと思います」と The Guardian などに声明を出した。
『奴隷戦艦』『コレクター』『唇からナイフ』『遙か群衆を離れて』『夜空に星のあるように』などに出演して1960年代のイギリス映画界の顔となったテレンスさん。『奴隷戦艦』ではアカデミー賞助演男優賞ノミネートも果たし、『世にも怪奇な物語』の「悪魔の首飾り」や『テオレマ』といったイタリア映画にも出演した。
しかし、1960年代末には仕事が激減。インドに渡って過ごしていたところ、1978年の『スーパーマン』の悪役として映画界に呼び戻されることになる。以降は性格俳優として活躍し、『殺し屋たちの挽歌』『ウォール街』『プリシラ』『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』『イギリスから来た男』『ウォンテッド』『ゲット スマート』『イエスマン “YES”は人生のパスワード』『ワルキューレ』『アンコール!!』『ビッグ・アイズ』『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』『ラストナイト・イン・ソーホー』などに出演した。
プライベートでは2002年にエリザベス・オルークさんと結婚。2008年に離婚した。(編集部・市川遥)


