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美しすぎる…アナ・デ・アルマスの日本刀アクション撮影秘話

来日したレン・ワイズマン監督とアナ・デ・アルマス - 写真:高野広美
来日したレン・ワイズマン監督とアナ・デ・アルマス - 写真:高野広美

 人気アクション映画『ジョン・ウィック』シリーズ最新作『バレリーナ:The World of John Wick』に主演したアナ・デ・アルマスと監督のレン・ワイズマンが来日時にインタビューに応じ、こだわりの日本刀アクションシーンの撮影秘話を明かした。

【画像】タイトなワンピース姿が美しすぎ…来日時のアナ・デ・アルマス

 伝説の殺し屋ジョン・ウィック(キアヌ・リーヴス)を生んだロシア系犯罪組織「ルスカ・ロマ」で暗殺者として育てられたイヴ(アナ)が、かつて父を殺した暗殺教団の手掛かりを得て、単身、壮絶な復讐に乗り出す姿を描いた本作。雪が降り積もるオーストリアの山麓の町、ハルシュタット近辺の教団の拠点についにたどり着いたイヴは、燃え盛る小屋の中で美しい日本刀アクションを繰り広げる。

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 ワイズマン監督は「彼女の激しい怒りが視覚的にも現れるようなものにしたくて、炎のシーンになったんだ。彼女にとって重大なことが起こった直後であり、その感情を視覚的に見せるというイメージがずっとあった。怒りがピークに達し、彼女はそれにある意味負けて憤怒を放流させるという」と説明。さまざまなバージョンをテストし、初期には「イヴが銃を向けてきた腕を切り落とす」というショットもあったが、ある意味ポップな“腕切断ショット”はこのシーンが持つ切なさと怒りにそぐわないとナシにしたのだという。

 日本刀でのアクション撮影を「素晴らしかった!」と気に入った様子のアナだが、「わたしがやった準備やトレーニングは、本当の刀での戦いを学ぶことと比較するととても足りないだろうけど、とても難しかった」と打ち明ける。「安全のために、準備も撮影も少し短いバージョンの刀でやるんだけど、頭の中では長い刀を持っているとイメージして、ちゃんとそう見えるような動きをしないといけないの。それが難しかった」というアナに、ワイズマン監督も「例えば、誰かを刀で突きさすようなシーンだったら、(実際には短い刀のために刺さっていないが)刀を真っすぐに固定して、震えないようにしないといけない」と撮影用の刀ならではの難しさを語った。

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 さらに、ワイズマン監督は「アナは自分でインサート(顔などは映らない補足的なカット)もやったのだが、ケースの中に入っている刀を取るクローズアップのシーンは僕的にかなりこだわったショット。たくさんのショットにこだわったけどね。最初はアナがパッとつかんで持ち上げちゃったんだけど、もっとセクシーに! と滑らせるように持ち上げて最高になった(笑)」と日本刀シーンの細かなこだわりを披露。アナは「本物の炎が燃えているから強烈なシーンだった。本当に熱いの(笑)。でも、シルエットのように撮影された映像はとても美しく、お気に入り」とその出来栄えに自信をのぞかせた。

 創意工夫に富んだ超絶アクションシーン続きの本作だが、最も形にするのに時間がかかったのは「手りゅう弾での戦闘シーン」だという。ワイズマン監督は「ちょっとマジックショーのような感じで、事前に開けている壁や隠しドアを使った撮影だった。イヴが男に手りゅう弾をくわえさせ、ドアの後ろに閉じ込めて爆発させるシーンは一連の撮影で、カットしていない。彼は本物の爆発の前に、落とし戸から逃げているんだ。だからそうした計画をきちんと立てるのには時間がかかった。だけど、もう3週間余計に撮影できていたらなと思うよ(笑)。あれは本作について僕が思い描いた最初のシーンの一つだから。“雪合戦の雪玉が手りゅう弾だったらどうだろう?”というアイデアから生まれたんだ」とまだ撮り足りない! とばかりに本作への熱い思いを明かしていた。(編集部・市川遥)

映画『バレリーナ:The World of John Wick』は公開中

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