『スター・ウォーズ』出演後、3年間仕事なかった…「マンダロリアン」ボ=カターン役が吐露「自信を失った」

『スター・ウォーズ』実写ドラマ「マンダロリアン」でボ=カターン・クライズを演じている俳優ケイティー・サッコフが、同役と向き合ったことで役者としての自信を喪失し、3年間ほとんど仕事がなかったことを、自身のポッドキャスト番組「The Sackhoff Show」で明かした。
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ボ=カターンは、かつてマンダロリアンの過激派組織「デス・ウォッチ」に所属していた女性戦士。アニメ「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」で初登場を果たし、「マンダロリアン」シーズン2で実写デビュー。ケイティーは、アニメ版と実写版の両方でボ=カターンを演じている。
シーズン3では、主人公ディン・ジャリンと並ぶメインキャラクターに昇格したボ=カターンだが、その裏ではケイティーの並々ならぬ苦労があったという。「『マンダロリアン』の後、私は自信を全て失いました。全てです」と切り出すと、「私はいつも、自分自身から2歩離れてキャラクターを演じてきました。役柄は、自分の内側のどこかに根ざしていました。ですが、ボ=カターンは私とは全然違う人物。彼女の人生や求めるものを、私は理解できなかったんです。理解できる部分もあったけど、彼女を自分の腹の底で感じることは一度もなかった。彼女と自分を重ねることができませんでした。どうすれば彼女を見つけられるのか、わからなかったんです」と自分とかけ離れているボ=カターンを演じることに難しさを感じていたと明かす。
負のスパイラルに陥ったケイティーは「自分の全てを疑い始めました。映像オーディションが得意ではないのに、それをやらなければならず、何も決まらなかった。3年間ほとんど仕事がなくて、自信が完全に崩れてしまいました」と「マンダロリアン」出演後の現状を明かしている。その後は、新しいマネージャーと演技のコーチを雇って心機一転し、ドラマ「LAW & ORDER: 性犯罪特捜班」のゲスト出演やアニメ作品の声優など新規の仕事が徐々に増えている。コーチからは「私の目的は演技を教えることではない。あなたは演技ができる。ただもう一度、自信を取り戻すことが必要なのです」と声をかけてもらったという。
「マンダロリアン」は来年、劇場用映画『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』(2026年5月22日日米同時公開)として帰ってくる。現時点では、主演のペドロ・パスカルと新キャストのシガーニー・ウィーヴァーのみ出演が決定しており、ケイティーの続投は明らかになっていない。(編集部・倉本拓弥)


