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『ハリー・ポッター』美術監督スチュアート・クレイグさん死去 ホグワーツ&魔法省などデザイン

スチュアート・クレイグさん(2016年撮影)
スチュアート・クレイグさん(2016年撮影) - Photo by Jeff Spicer / Getty Images

 映画『ハリー・ポッター』シリーズ全8作品でホグワーツや魔法省などをデザインした美術監督のスチュアート・クレイグさんが現地時間7日夜、パーキンソン病との長い闘いの末、亡くなった。83歳だった。英国映画デザイナー組合(BFDG)が発表した。

【画像】クレイグさんが手がけたUSJ「ハリポタ」エリアのホグワーツ城

 クレイグさんは『ガンジー』(1982)、『イングリッシュ・ペイシェント』(1996)、『危険な関係』(1988)、でアカデミー賞美術賞を3度受賞したほか、『ハリー・ポッター』シリーズなどを含め、同賞に9回ノミネートされた。『ハリー・ポッター』完結後は、『ファンタスティック・ビースト』3作品のプロダクションデザインを担当。彼が手がけたホグワーツのデザインは、大阪などをはじめとするユニバーサル・スタジオにある『ハリー・ポッター』エリアの基礎となった。

 『ハリー・ポッター』シリーズでタッグを組んだクレイグさんの弟子ニール・ラモントさんは、BFDGの公式サイトに追悼文を投稿。「スチュアートはイギリス、そして映画界において最も尊敬される美術監督であり、3度のアカデミー賞を受賞した真の巨匠でした」とつづっており、「『一番一緒に仕事をしてみたいデザイナーは誰か?』と尋ねれば、全員がスチュアート・クレイグと答えるでしょう。そして、一度彼に会った人は、その出会いを永遠に忘れないはずです。私自身も数々の思い出を何度も繰り返し思い出します。彼は決して忘れられることはなく、知る人すべてから深く惜しまれるでしょう」と故人を偲んだ。(編集部・倉本拓弥)

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