宮野真守「ウルトラマンゼロ15th」生朗読ショーで暴走 アドリブでゼットさん翻弄、畠中祐「師匠苦しいです!」

円谷プロダクションの人気ヒーロー・ウルトラマンゼロの登場15周年記念したイベント「ウルトラマンゼロ15th~Beyond the STARS~グランドフィナーレ」が14日、都内で開催中の「TSUBURAYA CONVENTION 2025」にて行われた。会場には、ウルトラマンゼロの声を担当する宮野真守をはじめ、濱田龍臣、小野友樹、畠中祐、関智一らゼロにゆかりのあるゲストが来場し、ゼロたちが登場する全3章の生朗読ショーが行われた。
【画像】宮野真守がアドリブ連発!「ウルトラマンゼロ15th」生朗読ショー
冒頭から、ベリアロク(声:小野)を持ったゼロの“弟子”ウルトラマンゼット(声:畠中)が、お決まりの「ご唱和ください!」でイベントの開幕を宣言。その後、映画『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』で結成されたチーム「ウルティメイトフォースゼロ」に所属するグレンファイヤー(声:関)、ゼロの宿敵・ベリアルの息子であるウルトラマンジード(声:濱田)も登場し、「未来につなぐべきもの」について考えるストーリーが展開された。
朗読ショーでは、2009年公開の映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』からゼロとベリアルの初対面シーンが再現されたほか、ストロングコロナゼロ、ルナミラクルゼロ、シャイニングウルトラマンゼロといったゼロの各形態が集結し、バット星人やアブソリュートタルタロスを倒す白熱のバトルも展開された。
朗読ショーのクライマックスでは、ゼロがウルトラマンの使命についてゼットに問いただす場面が訪れた。ところが、ここで宮野のアドリブスイッチが発動し、畠中ふんするゼットに「ウルトラマンの使命は、戦い続けて勝つことじゃない。もうわかるよな……? ボケろよ……? もうわかるよな……? ウルトラマンの使命は……」と無茶ぶり。宮野に翻弄される畠中は「えっと……」と考え始め、ゼットも畠中のセリフに呼応するように頭を抱えてしまい、畠中は「師匠苦しいです!」と助けを求めた。
畠中のSOSを受けた宮野は「ゼット。台本に戻っていいぞ」と軌道修正し、その後はゼロが「世界中のみんなこそ、俺達がつなぐべき未来なんだ」というメッセージを送り、感動のエンディングを迎えた。朗読ショーを終えた宮野は「最後、ウルトラマンたちが困っている気がした」と会場の笑いを誘い、「最後のパートは、みんなで仲良くできればいいかなと思って、リハーサルでもそういう空気を出していたのですが……やりすぎました(笑)」とアドリブを反省。ウルトラマンのスーツアクターは、予期せぬ展開にも動じず、アドリブを反映した動きで観客を魅了するなど、「ゼロ」を長年支えてきたキャスト&スタッフの愛が詰まった朗読ショーは大成功のうちに幕を閉じた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)


