「放送局占拠」後日譚ドラマ配信決定 “駿河”宮本茉由が再登場、今後の占拠シリーズへの布石も

20日に最終回を迎えた櫻井翔主演の土曜ドラマ「放送局占拠」(日本テレビ系)のその後を描く、Huluオリジナルストーリー「放送局占拠後 SEQUEL」(全2話)の配信が決定した。前編は、最終回オンエア直後からHuluで独占配信中。後編は、9月27日に配信開始となる。
「放送局占拠」は、櫻井ふんする刑事・武蔵三郎と、顔を面で隠した武装集団の戦いを描く“占拠シリーズ”の第3弾。選挙特番を放送していた「テレビ日本」を舞台に、武蔵が義弟・伊吹裕志(加藤清史郎)率いる武装集団「妖」の恐ろしい計画を阻止するために奔走した。
最終回の後日譚となる本作は、新たな監禁事件に巻き込まれた伊吹を主人公に、命を賭けた心理戦の模様を描き出す。“見えない民衆”への復讐を果たせなかった伊吹は、占拠事件後、保育園のような異様な場所で目を覚ます。そこには、刑務官の黒部(坂田聡)、銀行員の麗子(智順)、工場職員の界人(渡辺裕太)、裁判員の聖(吉田伶香)も監禁されており、「新空港占拠」で登場した武装集団「獣」のメンバーだった駿河紗季(宮本茉由)も含まれていた。
占拠事件の犯人が2人いる事に一同は騒然となる中、部屋の中央にあったオブジェから拳銃を持った人形が現れる。人形は、この中にいる“悪い鳥”を見つけろと要求。悪い鳥の意味、監禁犯の目的とは。緊迫した状況下で、全員射殺のカウントダウンが始まる。
迫り来るタイムリミットと共に、伊吹の亡き恋人との幸せな回想や、事件の犯人・吾妻が犯行に及んだ際の身勝手な関係者たちの行動、駿河が戻ってきた意味など、真実が続々と明らかになっていく。さらに、ドラマ後編では占拠シリーズの今後への布石も仕掛けられているという。
伊吹役の加藤、尾上貴洋プロデューサーのコメントは以下の通り。(編集部・倉本拓弥)
加藤清史郎(伊吹裕志役)
これまでの占拠シリーズ2作品とも、Huluのみで配信されたものは本編の前を描く「◯◯◯占拠“前”」。
今回は伊吹の占拠前を本編でたっぷりと描いていただいたし、多分きっとないだろうなぁ……と思っていたら、なんと今回は“後”。
本編とHuluを合わせて、伊吹の人生を占拠前後ともに描いていただけること、心より光栄に思っております。
なので、今回のHuluは、完全に続編ですよ!「放送局占拠」の!!
これは1人の占拠シリーズファンとしても、非常にアッッツいなぁと。
言葉通り、占拠に全てをかけて挑んだ伊吹がまたこれまでに見たことのない目をして目を覚ますところからのスタートです。
般若を経た伊吹の繊細な生き様、お見逃しなく。
尾上貴洋(プロデューサー)
「放送局占拠」で最も大きな苦悩を抱えたのは、加藤さんが演じた般若・伊吹刑事だったと思います。
愛する人を奪われ、家族を裏切り、大きな闇に堕ちていきました。
そんな彼が絶望の果て、もう一度人を救うという正義に戻れたら、どんな物語が紡げるだろうか。この発想から新たな物語が生まれました。
もしかしたら我々制作者が、愛着のある伊吹に「再び立ち上がってほしい」というささやかな希望を見出したかったからかもしれません。
今作では、過去の占拠シリーズで重要な役割を果たした駿河紗季も登場します。卓越したハッキングスキルが、伊吹の行動力と融合し、
予測不能でスリリングな物語になっております。皆さん、ぜひ楽しんでご覧ください。


