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『牙狼』鋼牙役・小西遼生、大人になったファンとの交流も 20周年に「みんなと歩んできた」

シリーズ20周年に「実感がない」と振り返った冴島鋼牙役の小西遼生
シリーズ20周年に「実感がない」と振り返った冴島鋼牙役の小西遼生

 20日、映画『牙狼<GARO> TAIGA』(10月17日公開)の公開を記念した『牙狼<GARO> ~蒼哭ノ魔竜』(2013)再上映イベントが池袋の新文芸坐で開催され、主人公・冴島鋼牙を演じた小西遼生雨宮慶太監督と共に登壇、約12年前の撮影を振り返った。

【画像】冴島鋼牙・小西遼生と雨宮慶太監督がそろって登壇!

  「牙狼<GARO>」シリーズは、魔獣・ホラーと戦う魔戒騎士と、彼らをサポートする魔戒法師たちの物語を描く特撮ドラマ。シリーズ20周年記念作となる『牙狼<GARO> TAIGA』では、小西が演じた「牙狼 GARO」(2005)の主人公・冴島鋼牙の父・冴島大河の若き日の活躍が描かれる。

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 小西は、シリーズが20周年を迎えたことに「実感がない」と心境を明かしつつ、「小さい頃に親の影響で『GARO』を観て、立派な大人になったファンの方が(イベントなどに)たくさん遊びにきてくれたりするんです。僕も年齢を重ねましたが、みんなと歩んできた喜びがあります」としみじみ感想を述べる。

 雨宮監督は、キャスティングの際、涼邑零(藤田玲)役の候補として小西のプロフィール写真が送られてきたと振り返り「小西の写真を見て、“この人が鋼牙だな”って思ったんです。自分の中で、他の作品でヒーローものをやっていた人は一応、NGにしていた経緯があったんです。そしてある時、(既に決定していた)鋼牙役の方がヒーローものへの出演が決まっていることを聞いて」と、鋼牙役に小西を採用することになった経緯を明かした。

 この日再上映された『蒼哭ノ魔竜』は、冴島鋼牙の物語の最終章として2013年に公開。“約束の地”の支配者・女王ジュダムを演じた松坂慶子がワイヤーアクションに挑戦した作品としても知られており、小西は「みんな鼻の下が伸びていた。松坂さんがすごくかわいくて……。カメラマンたちが『慶子ちゃんって呼びたい』って言うくらいでした。ファーストテイクを見て、大女優の大女優たる美しさが画面に出ていると思いました」と松坂の演技と美しさを賞賛。さらに「劇中のチャーミングさも、普段の松坂さんの通り。愛されるオーラを持っている方だった」と松坂の素顔も紹介した。

 また小西は、最新作の『TAIGA』について、若き日の大河を演じる北田祥一郎を絶賛。「完全に大河でしたね。僕らが憧れている大河の姿が、ちゃんと映像の中で(北田に)宿っていて、全編通してその姿がかっこよく見えた。渡辺裕之さんの演じられていた大河の、若い頃にしっかり見えました」と北田の演技や存在感に賞賛を送っていた。(取材・文:名鹿祥史)

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